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北羽新報社

能代カップ高校選抜バスケ 2年連続中止 コロナで運営厳しい

能代カップの2年連続の中止が正式に決まった能代市山本郡バスケ協会の理事会(能代山本広域交流センターで)

 全国の強豪校を招待して開催する「能代カップ高校選抜バスケットボール大会」の2年連続の中止が14日、正式に決まった。新型コロナウイルスの感染リスクを踏まえると大会運営は困難とする能代市バスケットボール協会の中止方針を受け、共催する能代市山本郡バスケットボール協会も14日の理事会で中止を判断。毎年5月3~5日に開かれる「バスケの街」最大のスポーツイベントが今年も見送られることになった。

 能代カップは昭和63年に始まった。能代工をホスト校に全国の強豪校を招いてハイレベルな戦いを繰り広げ、インターハイ、国体、ウインターカップに次ぐ「第四の全国大会」として定着。全国制覇58回を誇る能代工が今春の学校統合で「能代科学技術高」として新たなスタートを切る節目に当たり、能代カップの開催可否は市内外から注目を集めていた。
 大会を主催する市バスケ協会は13日の理事会で、新型ウイルスの感染状況を考慮した場合、全国規模の招待大会を運営するのは難しいとして中止を判断。14日に共催する郡市バスケ協会の理事会で開催可否を諮った。
 同市の能代山本広域交流センターで開かれた理事会には、市協会の七尾明英会長も同席し、13日の理事会で決めた中止の方針を報告。七尾会長は、市協会の理事らには開催したいとの強い思いはあるものの、現行スタッフによる感染防止対策の難しさなどから「2年連続で中止せざるを得ないという意見でまとまった。能代カップの今後の在り方を含めて協議していただきたい」と述べた。
 出席者からは「やりたい気持ちもあるが、総合的に考えると開催は難しい」「市協会の判断を尊重したい」などと、今年も中止はやむを得ないとする声が相次いだ。一方で話題は来年以降の運営にも及び、「会場の人数を制限したり、衛生面に気を使ったりして来年こそ開催したい」「現状で今年の中止は仕方ないが、感染予防など、できることを考えながら進んでいくべきだ」と、能代カップをこれ以上途絶えさせてはならないとの意見も上がった。
 郡市協会の長浜中会長は「ファンの方々が心待ちにしているのは重々承知しているが、開催は厳しい。来年に向けて医療関係者などの協力を得ながら感染対策を考え、やれるようにしていきたい」と述べ、市協会の方針を踏まえて「中止はやむなし」と意見集約した。
 七尾会長によると、招待チームの移動・宿泊手続きや、ボランティア確保などを考慮すると14日が開催可否判断の期限だったという。「能代山本、県内でもいつ感染者が出るか分からない状況を考えると大会開催はやはり厳しい」と語った。

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