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宇部日報社

宇部郵趣会が昭和の蓄音機とSPレコード展 31日まで山銀藤山支店【宇部】

ボックス蓄音機などが並ぶロビー(山口銀行藤山支店で)

 昭和の蓄音機とSPレコードの展示会が、宇部市居能町3丁目の山口銀行藤山支店(藤村幸正支店長)で開かれている。1920年代の大正末期から昭和初期にかけて製造されたと推定される木製のボックス蓄音機やレコード、イラストが描かれたレコード用紙袋など約40点が並んでいる。宇部郵趣会(岡野武夫会長)主催。31日まで。    ゼンマイで動く蓄音機5点は、約40㌢四方、重さ7~10㌔で、針を乗せるアームやふた、音響を調節する扉などデザインに違いがある。厚みのある木材にできた日焼けや傷が年季を感じさせる。音の響きは健在で、ハンドルを回せば鮮明で重厚感のある音楽が流れるという。    歌手の似顔絵やレーベル名が描かれた紙袋は、右書きの書体や、歌手の髪形から当時の流行を見ることができる。    知人の影響で、約10年前から蓄音機を集め始めたという岡野会長は「蓄音機やレコードから、時代を感じてほしい」と話した。

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