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照葉樹の森の生物学ぶ 小中学生20人、認定ガイドと金作原散策 奄美市名瀬

認定ガイドと国有林の金作原を散策する子どもたち=6日、鹿児島県奄美市名瀬

 鹿児島県奄美市名瀬の金作原国有林で6日、奄美群島の認定ガイドが地元の子どもたちを案内するイベント「子ども金作原ツアー」があった。小学5年生から中学3年生まで20人が参加。亜熱帯照葉樹の森にすむ希少な動植物について学び、奄美の豊かな自然の魅力を体感した。

 金作原は奄美大島を代表する自然観察スポット。世界自然遺産登録による観光客の増加を見据えて2019年2月から、環境保全と質の高い自然体験の両立を目的に、利用者へ認定ガイドの同行を求め、車両台数を制限するなど利用規制を行っている。

 ツアーは、子どもたちに貴重な自然を守りながら観光利用する方法を考えてもらう機会にしようと、奄美市紬観光課が主催。奄美大島エコツアーガイド連絡協議会(喜島浩介会長)の認定ガイド4人が講師を務め、午前と午後の2回実施した。

 一行は名瀬市街地からバスで現地に向かい、国有林内の金作原林道入り口から4班に分かれて、往復約2キロのコースを散策した。

 喜島会長は「森を歩くときは静かに音に耳を澄ませて」とアドバイス。参加者は野鳥の鳴き声を楽しみながら、路傍を彩る希少な植物やヒカゲヘゴ、オキナワウラジロガシの巨木などを観察した。

 参加した小中学生らは「道路を作ることで風が通り抜け、木が倒れてしまうと聞いて、人間の手で自然を壊していることもあるんだと強く感じた。こんな機会がないと山に入ったりしないので、もっと友達とかにも話したりして知ってもらいたい」「見たことがない木とかがいっぱいあってすごかった。シマサルスベリを覚えた。楽しかった」と笑顔を見せた。

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