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北羽新報社

小友沼に渡り鳥10万羽、暁に乱舞圧巻

餌場に向かうため、一斉に飛び出すマガンやハクガンの群れ(能代市の小友沼で、3日午前6時ごろ)

 国内有数の渡り鳥の飛来地として知られる能代市の小友沼に、今年も北帰行中の渡り鳥が数多く集まっており、朝方に餌場へ向かって飛び立って行く姿が見られている。3日はガン類やハクチョウ類など10万羽以上が観測され、早朝には一斉に飛び出して圧巻の光景を見せた。

 能代山本地方は渡り鳥の飛来ルート上にある。特に小友沼は、毎年この時期になると北帰行中のガン類やハクチョウ類、カモ類などが身を寄せる。
 小友沼で野鳥や植物の観察活動を行う「おとも自然の会」(秋林弘道会長)によると、飛来する渡り鳥の数は先月中旬から確認。中でもマガンは22日に約2万羽、23日は約2万5千羽、24日は約3万5千羽と万単位の飛来があった。
 その数日後に沼全体が凍結したことで羽休めをする姿が一時的に見られなくなったが、氷が解けると再び渡り鳥が集まり、今月2日はマガンやハクガン、ヒシクイなど3万2千羽以上が確認された。
 3日早朝はマガン約10万羽、ハクガン約1200羽、ハクチョウ類約400羽など非常に多くの姿が見られた。午前5時30分ごろから同6時すぎにかけて数万羽単位で飛び出し、上空を旋回したり、餌場へと向かって飛んで行ったりと、迫力あふれる光景が広がっていた。
 秋林会長(77)は「極端な天候が続き、沼が凍った時は不安だったが、まとまった数の渡り鳥が飛来してくれて良かった。観察会(6日)も開くのでぜひ参加してもらいたいが、渡り鳥を刺激しないようにマナーは守ってほしい」と話した。
 渡り鳥は、例年3月下旬から繁殖地であるロシアのシベリアやカムチャッカなどに向かって行くという。

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