能楽「源氏物語」学ぶ

教養講座で話す能面師の北沢氏=豊橋東高校で
県立豊橋東高校(藤原照明校長)が19日、豊橋市出身の能面師・北沢美白氏を講師に迎え、図書館教養講座「能にえがかれた源氏物語」を同校図書館視聴覚室で開いた。1~3年生や教員ら約70人が参加し、能楽の魅力を探った。 3回目となる講座では、「和」をテーマに古典芸能や伝統文化への理解を深めようと企画された。能の「源氏物語」を題材に、北沢氏がそこで使われる能面制作の話を展開した。 現在、京都嵐山に工房を構え制作活動を行う北沢氏。能楽が江戸期に道徳の教本としての役割を担っていたため、能楽で描かれている「源氏物語」は原作の解釈から離れ、仏教思想に基づいた作品展開をしているという。 その演目の一つ「葵上(あおいのうえ)」で使われる「般若(はんにゃ)」の面を例に、能楽で「幽玄」の世界を具現化するために不可欠な面(おもて)について説明。彫刻技術の発達のおかげで、一つの能面の中に見せる角度で表情が変わる2面性を持たせることができるようになり、リアリティーのある人物像を描けるようになったという。嫉妬に狂い鬼と化した女性の姿である「般若」の中では、怖い面と物悲しい面が内在していることを話した。 伝統工芸や古典芸能について、北沢氏は「古臭いことをやっていると思うかもしれないが、その時代の最新技術を投入して挑戦している」と話した。 会場には、教員OBから寄贈された国宝「源氏物語絵巻」のレプリカも展示された。
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