御射鹿池の看板改装 奥蓼科の魅力PR

奥蓼科の魅力をPRするため改修した御射鹿池周辺に設置されている観光案内看板=1日
観光客に人気の「御射鹿池」だけでない奥蓼科の魅力を知ってほしい│。茅野市にある御射鹿池の周辺に市が設置した観光案内看板1基を、地元の観光協会や住民グループがリニューアルした。1日に披露された看板には、新たに周辺の観光地の写真などを掲載し、御射鹿池を訪れた人の誘導を狙う。新型コロナウイルス感染拡大で観光客が激減するなか、両団体は収束後を見据えて受け入れ整備をさらに進める考えという。
看板を改修したのは奥蓼科観光協会と、同市湖東笹原の住民でつくる笹原観光まちづくり協議会。横幅約5メートルになる看板では、渋辰野館から唐沢鉱泉を結ぶ標高1800メートルのハイキングコース「天空散歩」、武田信玄の隠し湯といわれる「奥蓼科温泉郷」など六つの観光スポットを取り上げ、計18枚の写真やその説明書きを添えた。
看板がある御射鹿池には大勢の観光客が来るが、周辺に足を延ばしてもらえないのが、地域の観光促進に取り組む両団体の悩みの種。「奥蓼科の魅力を知らないことが原因」と考えて模索するなか、主に周辺地図を掲載していた改修前の看板に変更を加え、御射鹿池の人気を借りて奥蓼科の発信力向上を狙った。
情報発信の強化は、コロナの感染拡大でさらにその必要性は高まっているという。観光客は感染拡大前と比べると、「ほぼゼロに近い状態」(同協議会)。看板の改修に当たっては、感染拡大の影響を受けた地域のグループが共同で取り組む事業へ助成する県の補助金を活用した。さらに観光パンフレットも新たに作り、看板に置いた。
インターネットを使ったPR活動なども進めている。同協議会事務局を務める武安茂美さん(70)は「観光客や宿泊客が激減して苦境に立たされているが、コロナ後に備えていきたい。奥蓼科のPR力を向上させることで茅野全体が活気づくことにもつながるはず」と話す。
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