相談・予約センター開設 新型コロナワクチン接種
鶴岡市は1日、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に関する相談・予約センター(コールセンター)を開設した。早速、市民から「どこで接種ができるのか」などの問い合わせが相次いだ。当面は相談業務のみで、今月下旬ごろにも第1弾の高齢者(65歳以上)に接種券(クーポン券)を配布し、それ以降は接種の予約も受け付けていく。
市新型コロナウイルスワクチン接種対策室(室長・伊原千佳子健康福祉部参事兼健康課長)によると、市のワクチン接種は、集団接種を基本とし、病院の入院患者や高齢者施設の入所者は各施設での接種も検討していく。市町村実施分として第1弾となる65歳以上の対象は約4万4000人。うち実際に接種するのは77%の3万4000人程度を想定している。
メーン会場は朝暘武道館(小真木原公園内)。そのほか、地域会場として藤島体育館、羽黒体育館、櫛引スポーツセンター、朝日スポーツセンター、温海ふれあいセンターの5カ所を、各4―6日間程度開設する。市民は計6カ所のうち、どの会場でも受けられる。
日程は、国のワクチンの供給見通しがまだ定かでなく流動的だが、市では対象者に今月下旬以降に接種券と案内を送付する。対象者は案内に基づいてコールセンターに電話し、接種会場と日時を予約する。接種は4月1日以降となる。ワクチンは一人が2回接種する必要があるが、3カ月以内に2回を完了させる方針だ。
コールセンターは、コールセンター業務などを手掛ける「プレステージ・インターナショナル」山形BPOパーク(酒田市京田四丁目)に業務委託して開設。オペレーター席20席を確保し、今後、土日・祝日を含め毎日午前8時半から午後5時15分まで、当面は「接種場所などの相談」、接種券配布後は「接種の予約」も受け付ける。
初日の1日朝はオペレーター12人が待機。午前8時半の開始とともに問い合わせがあり、応対した。業務量に応じて人数を増やすという。
伊原室長は「新型コロナのワクチン接種はみんな初めてなので、不安があると思うが、正しい情報を提供して市民の不安をなくしたい」と話した。コールセンターの電話は0120(125)226。市民なら年齢にかかわらず相談できる。接種の概要は3月1日付市広報や市ホームページでも告知している。
ワクチン接種の相談に応じるコールセンターのオペレーターたち=1日午前8時半すぎ、酒田市のプレステージ・インターナショナル山形BPOパーク
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