新ウイスキー、全国で一斉に発売【厚岸】
新商品「厚岸ブレンデッドウイスキー雨水」を買い求める人たち
道東初のウイスキー製造を手掛ける堅(けん)展(てん)実業(樋田恵一代表取締役)厚岸蒸(じょう)溜(りゅう)所の新商品「厚岸ブレンデッドウイスキー雨(う)水(すい)」が2月28日、全国で一斉に発売された。町内取り扱い店の一つ厚岸味覚ターミナルコンキリエでは、午前10時の開館前から約200人が列をつくり、午前11時には完売した。
午前6時前から一番乗りで並んだ東京都の会社員神林義明さん(51)は「厚岸のウイスキーは、ピートの香りの良さと甘みが気に入り、全銘柄をそろえている。家でゆっくり味わいたい」と話していた。
新銘柄は同蒸溜所の「厚岸ウイスキー二十四節気」シリーズの第2弾で、ブレンデッドは初めて。厚岸産モルトと同蒸溜所でたる詰めし、3年以上熟成した未熟成の輸入グレーンをブレンド。ダークカカオやカスタードプリンのような香りとレモンなど柑橘系の爽やかな味わい、ホワイトペッパーのスパイシーさとミルクチョコレートのような甘みを合わせ持つ。厚岸モルト特有の甘みと香り高いピート感、グレーンの軽やかさが調和して華やかな味わいに仕上がった。
立崎勝幸所長は「通常のブレンデッドよりモルトの割合が高く、こくがありながらグレーンの軽やかさがあり飲みやすい。和洋どちらの料理にも合わせて楽しんでほしい」と話す。「雨水」は、700㍉㍑入りで価格は1万1000円(税込み)。全国の百貨店、酒販店で扱う。
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