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実勝寺の「一世紀」刊行 芽室で開基100年

 芽室町内の日蓮宗本樹山実勝寺(東芽室南2線、内山智伸住職)が2020年に開基100年を迎えたことを記念し、「開基百年史 寶土(ほうど)」を刊行した。5年ほどかけて編さんしてきた同寺護持会元事務局長の坂本行記さんは「調べていくと、どんどん歴史の深さをとても感じた」と話している。

「開基百年史 寶土」を手にする(左から)坂本さんと内山住職

 実勝寺は、大正山法華寺(帯広)を開山した内山智耀が、1920年に芽室に法華寺布教所を開いたことが始まり。48年に公称を日蓮宗本樹山実勝寺とした。内山智伸住職は5世。

 これまで一度も文書整理されていなかった中での編さん活動に、坂本さんは「先が見えない中で当てもなく調べ続ける大変さがあった」と振り返る。2015年から作業を始め、檀家(だんか)や護持会に残されている資料などを改めて整理。100年間の寺の歩みや団体参拝の記録、開基100年を記念した座談会などを収録している。

 記念史は今年2月16日に完成。この日は宗祖日蓮聖人生誕800年の日で、お礼の意も込めて奉納した。A4判285ページで、250部を作成。現在約180戸の檀家のほか、関係者にも配布する。

 内山住職は「昔から利他の心を持って信仰を大事にしていたことが今の礎をつくったと思うと、とても感慨深い。檀家の皆さんの思いが脈々とつながっている温かいお寺だと改めて感じた」と話した。

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