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荘内日報社

もうすぐ「桃の節句」ひな菓子づくりピーク

 桃の節句(3月3日)が近づく中、庄内地方の菓子店では、「練り切り」を使った伝統のひな菓子づくりがピークを迎えている。

 ひな菓子は、全国的にはひし餅やあられが一般的だが、庄内では白あんと求肥(ぎゅうひ)を練った練り切りで、鯛(たい)や筍(たけのこ)、桃、サクラマスの切り身などをかたどったものを供えるのが伝統。北前船で京から伝わった文化が、庄内で独自に発展したともいわれている。

 菓子店「木村屋」(吉野隆一社長)のファクトリーストア工場(鶴岡市覚岸寺)では今年、今月16日からひな菓子作りを開始。職人たちがだだちゃ豆や孟宗竹、温海かぶ、マスの切り身など19種の練り切りを作り、化粧箱に詰める作業に追われている。

 和菓子部の須田文雄部長は「子どもたちの健やかな成長を願い、春らしい明るい気持ちになってほしいと作っている。最近は特にコロナ禍で暗い話題が多いので、家族がこのお菓子を囲み、団らんを楽しんでもらえたら」と話した。

 庄内のひな菓子は近年、各種メディアで取り上げるなどして県内外で人気が高まり、県外からの取り寄せや、地元の人が縁者に贈るなど、発送注文が増えているという。

 製造は今週末がピーク。月遅れでひな祭りを祝ってきた伝統で、4月上旬まで、6個入りから13個入り程度(価格は2000―4000円程度)まで計約5000箱を作るという。

練り切りのひな菓子を化粧箱に詰める職人たち=25日、鶴岡市の木村屋

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