西宮八幡宮の社報が話題 「鬼滅の刃」テーマに和の精神解説【宇部】

社報を執筆した野村さん(西宮八幡宮で)
宇部市上条3丁目の西宮八幡宮が毎月発行している社報「西宮八幡宮」が話題を集めている。毎号、禰宜(ねぎ)の野村敦さんが執筆しており、今年1、2月号は人気アニメ「鬼滅の刃」がテーマ。社会現象になった作品に息づく「日本人の和の精神」を取り上げた内容が老若男女の心をつかんでいる。 作品がブームになるにつれ、地元の高校生や大学生から、作品についての質問を受ける機会が増えたため、野村さんが作品を視聴した上で筆を執った。 社報はもともと、毎月1日の月次祭(つきなみさい)の参拝者に配ったものが、口コミなどで広まった。2号合わせて1700部用意した社報はすべて無くなり、現在は追加で印刷したものを配布。県外から郵送を希望する声も届いているという。 野村さんの元に寄せられた質問に答える形で書かれ、主人公「竈門(かまど)炭治郎」の名に込められた意味、作中で炭治郎が岩を切るに当たって、なぜ鬼に殺されたきょうだい弟子が現れ、稽古を付けたのかなどを取り上げている。これらを野村さんが日本人の古来の考え方や神話時代の死生観などから考察し、分かりやすく説明している。 野村さんは「鬼滅の刃では、日本人が忘れかけた和に心が込められている。それらを知ることで作品の見方や楽しみ方が変わるのでは」と話している。
関連記事
子の幸福度上げよう 県私保連まつり いらみなぜんこさん講演
子供たちの健やかな成長のために広く県民と共に真剣に考える機会にしようと、第20回私保連まつりin宮古島市(主催・県私立保育園連盟)が8日、宮古島市未来創造センターで行われた。フリーアナウンサーで、...
豊橋で「おでんしゃ」の運行始まる
豊橋市の冬の風物詩、豊橋鉄道市内線の「おでんしゃ」の今季運行が7日夜から始まった。 豊鉄100周年記念「復刻デザインラッピング」 今年は市内線開業100周年を記念した「復刻デザインラ...
文化や自然、魅力再発見 諏訪国際映画祭が開幕 長野県諏訪地域
長野県諏訪地域を舞台にした初の国際映画祭「信州諏訪ふるさと国際映画祭2025」(同製作委員会主催)が8日、岡谷市の岡谷スカラ座で開幕した。初公開を含む国内外の29作品を、16日までの9日間にわた...
パラリンピアン招き 道徳の授業 安平・追分中
安平町の追分中学校(三品秀行校長)は5日、同校体育館で「特別の教科道徳」を開いた。全校生徒50人と地域住民ら約10人が参加。パラリンピックのスキー競技で日本代表として活躍した田中哲也さん(54)...

