「和歌山」が読者投票で選出 世界的ガイドブックで

霧に包まれる那智の滝と三重の塔(和歌山県那智勝浦町那智山で)
世界的ガイドブック「ロンリープラネット」が最も旬な旅行先を紹介する「Best in Travel(ベスト イン トラベル) 2021」の「読者が選ぶサスティナビリティー(持続可能性)に配慮した観光地」に「和歌山」が選ばれた。
「ベスト イン トラベル 2021」では「サスティナビリティー部門」など3部門あり、それぞれ編集者や記者により各10カ所、読者投票で各1カ所を選出。このほど発表された。「和歌山」はこのサスティナビリティー部門で、読者投票の1カ所に選ばれた。
ロンリープラネットの公式ウェブサイトでは「和歌山」を「銀色に輝く瀑布(ばくふ)、白大理石のような石灰岩の海岸、手つかずの深い森など、和歌山県全域に広がる豊かな自然美は、この国にとって三種の神器よりも価値があるように感じる」などと紹介。読者からの推薦文について「ほとんどすべてが自然を維持する人々の誇りを雄弁に語っている」とし、熊野古道の歴史や串本、白浜のサンゴ、高野山の寺での瞑想(めいそう)や精進料理、那智勝浦町の農家民泊「JUGEMU(ジュゲム)」などが紹介されている。
県は、熊野古道や高野山、串本、白浜などの観光地や農業体験、食文化が評価され、和歌山が誇る豊かな自然を背景に、地域と観光資源が持続可能な形態で維持されてきたことが受賞のポイントとなったとみている。
このガイドブックでは過去に「ベスト イン トラベル 2018」の「世界の訪れるべき10の地域」の5位に「紀伊半島」が選ばれている。
さらに、同ガイドブックのスタッフやライター、編集者らが選ぶ「世界の訪れるべき観光地トップ500」では83位(国内2位)に「熊野古道」、113位(5位)に「高野山」が選出され、昨年8月に発行された「ULTIMATE TRAVEL LIST(ウルティメイト トラベル リスト)」に掲載された。
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