全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

しまゆみた狂言に笑顔 小学生8人、「附子」上演  喜界町上嘉鉄

上嘉鉄ゆみたで狂言「附子」を上演した小学生=21日、鹿児島県喜界町上嘉鉄(提供写真)

 地元の小学生がしまゆみた(方言)で狂言を演じる「わらび・はてぃとぅ(上嘉鉄)ゆみた狂言」発表会が21日、鹿児島県喜界町上嘉鉄のあゆみ幼稚園体育館であった。喜界島言語文化協会(生島常範会長)と、上嘉鉄ゆみた語ろう会(大友照子会長)が主催。児童8人が狂言「附子(ぶす)」を上演した。ユーモラスなストーリーとしまゆみたがマッチし、会場には笑顔があふれた。

 狂言上演は2016年に始まり、今回で4回目。講師は京都在住の狂言師・河田全休さん。新型コロナウイルスの感染拡大のため河田さんの来島は1回のみで、2回はオンラインで指導した。しまゆみたは、地域のお年寄りが半年間みっちり教えた。

 「附子」は屋敷の留守番を命じられた使用人の話。主人から猛毒だと聞かされていたつぼの中身が黒砂糖の水あめだと知った使用人は食べ尽くしてしまい、使用人が主人に一生懸命に言い訳するというもの。伝統的な喜劇として人気がある。

 児童たちのいでたちは狂言の衣装をまとい、本格的。元気よく上嘉鉄ゆみたを話す子どもたちに観客も大満足だった。

 附子に続いて河田さんが喜界島の民話「ひなた山」を基に作った創作狂言のDVDを上映。また、河田さんがリモートで小舞「ささめ雪」、祝言「猿唄」も披露し、伝統芸能の奥深さを伝えた。

 発表会を終えて、児童たちは「最初は、しまゆみたが難しかったが、じいちゃんやばあちゃんと話すうちに楽しくなってきた。もっと上嘉鉄の言葉を覚えたい」と話した。

関連記事

長野日報社

中央道・諏訪湖スマートIC 7月27日開通 長野県

 長野県岡谷市と諏訪市にまたがる中央道・諏訪湖スマートインターチェンジ(IC)が7月27日午後3時に開通する。連携して事業を進めている両市と県、中日本高速道路の4者が24日、岡谷市役所で記者発表し...

生徒減なら「総合運動部」 やりたいスポーツ 希望日に 池田高校

 生徒数の減少で、団体競技の部活動がない池田高校(富永学校長、生徒65人)に、「総合運動部」が誕生した。同校では文化系を含む部活加入率は約6割(2024年度)となっているが、運動部はスケート、弓道...

荘内日報社

エールと合唱で大歓迎!! 致道館高へ台北・姉妹校訪問

 台湾の最難関エリート校として知られる台北市立建国高級中学校の生徒が22日、鶴岡市の姉妹校・致道館高校(齋藤祐一校長、生徒828人)を訪れた。致道館高の全校生徒による大歓迎に台湾の生徒たちは驚きながらも...

宇部日報社

今年もレノファ×エヴァ シンジとアスカの限定色ユニホーム【宇部】

 宇部市とサッカーJ2レノファ山口FCは23日、市が11月20日から第5弾をスタートさせる「まちじゅうエヴァンゲリオン」とレノファのコラボレーションによる限定ユニホームを発表した。昨年に続く取...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク