全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

長野日報社

長野県箕輪町の有賀さん作家デビュー 短編小説「明日のぼく」

児童文学誌で作家デビューを果たした有賀さん

 箕輪町在住で、高遠高校司書の有賀拓郎さん(32)が、昨年7月刊行の児童文学総合誌「飛ぶ教室」第62号(光村図書)に掲載の短編小説「明日のぼく」で作家デビューした。生徒が本を好きになるきっかけを作る図書館の先生としての日々を楽しみつつ、「いつか単行本を出したい」と執筆意欲を絶えず燃やしている。

 小説執筆の始まりは中学3年生の頃。ゲームやスポーツへの関心が高く、本をあまり読まない少年だったが、学校司書の勧めで読んだ本が小説の面白さを教えてくれた。同時期にバンド活動で作詞を経験し、文章創作の楽しさを実感。小説の執筆を始めた。17歳の時には小学館の小説公募で佳作を受賞。「飛ぶ教室」作品公募でも入賞歴を持つ。

 ヤングアダルト文学を手掛け、デビュー作も「少年からの脱却」、「これまでの自分とは違う自分になりたいと願い、つまずき、そして進む少年」が題材。有賀さんは「人はすぐには変われないが、きょうが変われば、あしたの自分が変わり、ゆくゆくは自分自身を変えられるかもしれない」と物語のメッセージを語る。

 同作は中学生2人がくじでその日の性格を決め、その性格を一日演じるという遊びを通して、心の距離を近づけていく話。くじが主人公の背中を押し、変わるきっかけを作る。前向きなメッセージ性を持つ物語。

 一方、もともとは暗いトーンの話を書くことが多いという有賀さん。人が普段表面に出せない、他人に見られたくない、と思う感情や行動にスポットを当て、「子ども時代にもきれい事では片付けられない部分がある。タブーにせず書きたい」とする。自らの内にある陰の面も肯定していいと、物語を通して伝える。

 現在、新作を執筆中。「読者が前作よりも読みたいと思える作品、読者に読んでもらいたいと前作以上に自分が強く思える作品にしたい」と話している。

関連記事

国学院が連覇達成 宮古島大学駅伝 2位順天堂、3位青学

 宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2025(主催・同実行委員会)が9日、市陸上競技場を発着点とした6区間82・0㌔で行われ、国学院が最終区で順天堂を逆転し、4時間8分38秒で2連覇を達成した。2位は28秒差...

私たちもロッテを応

 千葉ロッテマリーンズの石垣島春季キャンプに合わせて、琉球銀行八重山支店(比嘉一史支店長)では、1日から窓口業務などの行員が千葉ロッテのユニホームを着て来店客に対応している。この取り組みは、千葉...

長野日報社

諏訪湖の広範囲が結氷、御神渡り「赤ちゃん」も確認 7季ぶり出現へ望みつな..

長野県の諏訪地方は9、10両日、寒気と放射冷却で朝の冷え込みが強まり、諏訪湖は広い範囲が結氷した。御神渡り(御渡り)の判定をつかさどる諏訪市小和田の八剱神社は9日朝、今季初めて高台からも観察し...

紀伊民報社

初年度は3万人を想定 4月オープン「ソラミル」

 和歌山県の串本町議会の臨時会が6日にあり、町が提出した「町宇宙ふれあいホール条例」の制定案を可決した。旧古座分庁舎(西向)を改修して、4月1日に全面オープンする「宇宙ふれあいホールSora―Mi...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク