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北羽新報社

能代市・浄明寺の「フードバンク」が5周年

フードバンク活動に寄せられた食品など。支援の輪が広がっている


 能代市萩の台の浄明寺(藤井慶史住職)が行っているフードバンク活動が、3月で5周年となる。各家庭などから不要な食品を寄付してもらい、生活に困っている住民の家に届ける活動で、同寺の門徒や他の寺院、一般市民などから賛同を得ながら実施、食品の寄付・提供ともに200回を超えた。今後も食品ロスを減らし、届け先に喜んでもらうことを励みにしながら活動を続ける考えだ。

 活動を主に担っているのが、藤井住職(49)の妻・真貴子さん(47)で、平成28年3月に始めた。寺に来る人の中に満足に食べることができていない人がいた一方で、門徒の農家から農産物をもらう機会があり、「困っている人にも食べてもらい、喜んでくれたらいいな」と考えた。本来食べられたはずの食品が、期限切れや食べ残しで捨てられる「食品ロス」を減らしたいという思いも込めた。
 寄付を受け付けている食品はコメや乾めん、インスタント食品、レトルト食品、缶詰、調味料、コーヒー、お茶などで、▽包装や外装が破損していないもの▽常温保存できるもの▽未開封のもの▽賞味期限が明記され、2カ月以上のもの──などの条件がある。また、寄付するために食品を買うのではなく、家にありながらも不用となっている食品を寄付するのが趣旨だ。
 賛同の輪は、門徒だけではなく、市内の他の寺院や一般市民などに拡大。送料を負担して食品を送ってくる市外の人や、県外の寺院などもあり、30以上の個人や寺院が食材の寄付に協力してくれているという。
 届け先は市内に住む母子家庭や、ひとり暮らしで生活が苦しい人などで、年代はさまざまという。藤井夫妻が各家を回り、協力者の思いが詰まった食品を届けている。
 活動を初めて間もなく5年。食品の寄付の受け付けは20日で226回目、提供は18日で236回目を数えた。真貴子さんは「活動を知ってもらい、支援が広がることがうれしい。受け取った人が『ありがたい』『助かります』と言ってくれるのもうれしく、良かったなと思う」と、活動のやりがいを話す。
 同寺では28年7月に始めた「子ども食堂」も今夏に5周年を迎える。学校の夏・冬・春休みに合わせて開催。誰でも参加でき、ボランティアスタッフらが作った料理を食べて「お寺で遊ぶ」場で、寺に気軽に来てほしいという思いを込めている。
 真貴子さんはフードバンク、子ども食堂について「食べ物に困っている人たちのため、気長に活動を続けていきたい。子どもたちとも遊びたいし、誰でも気軽に来られる居場所づくりに向けて頑張りたい」と話していた。

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