宮良小伝統の黒糖作り 昔ながらの製法で仕上げ
5年生が作った黒糖を試食する児童たち=21日午前、宮良小学校
宮良小学校(仲間一史校長)で40年続く伝統行事の一つ、黒糖づくりが21日午前、校庭で行われ、5年生21人が自分たちで育てたサトウキビを昔ながらの製法で煮詰めて黒糖に仕上げた。
この日午前7時に安全祈願をした後、水牛やトラクターなどの力を利用して収穫したサトウキビを絞った。児童らは6つの釜を使って黒糖を煮詰めた。
出来たての黒糖をキビに付けて味わった成底姫可さん(11)は「あっさりしていてとても香ばしかった」、本原萌衣さん(11)は「煮詰めるときの火加減などが難しかった。かき混ぜるのが特に楽しかった」とそれぞれ笑顔を見せた。
仲間校長は「今回の体験を将来、自分たちの子どもたちにも伝えてほしい。黒糖を使ったいろいろな料理にもチャレンジしてほしい」と期待した。
自身が5年生のときにも黒糖づくりを体験したという保護者の本原弘也さん(47)は「作る過程をみんなで勉強することが大事。伝統を大切に受け継いでほしい」と語った。
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