ワクチン用冷凍庫を配備 和歌山県内の13病院

日本赤十字社和歌山医療センターに配備された新型コロナウイルスワクチン保管用の冷凍庫(15日、和歌山市で)
新型コロナウイルスワクチンを保管する超低温冷凍庫の配備が、和歌山県内でも進められている。県は3月中旬から医療従事者らへの接種を開始する予定。
県内では12日から16日までに、和歌山市内の4病院、田辺保健所管内の2病院、新宮保健所管内の1病院など計13病院に1台ずつ、国から届くことになっている。
超低温冷凍庫で、マイナス60度~マイナス90度での保管が求められるファイザー製ワクチンに対応している。容量はメーカーによって違う。最大で9750回分のワクチンが保管できるものと7800回分保管できるもののいずれかが配備される。
和歌山市の「日本赤十字社和歌山医療センター」にも15日に届いた。平岡真寛院長は「新型コロナに対する決め手と言われるワクチンを保管する冷凍庫が届いた。まずは当院の従事者や消防局員、保健所職員らコロナ対策最前線に立つ医療従事者らに接種したい」と話した。
ワクチンの接種対象者は、医療従事者らの後、高齢者や基礎疾患がある人、高齢者施設従事者、60歳以上の人、一般県民に順次拡大する予定。冷凍庫は6月までに90台が県内に配備される見込みという。
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