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紀伊民報社

神島で防鳥テグス補強 ふん跡、ここ数年で最多

釣りざおを使ってテグスを樹木に掛ける参加者。手前の岩や周囲の樹木も鳥のふんで白くなっている(12日、和歌山県田辺市の神島で)

 田辺市教育委員会は12日、和歌山県の田辺湾にある国の天然記念物「神島」で、鳥のふん害を防ぐため、防鳥用のテグスを補強する作業をした。市担当者は「ここ数年で一番ふんの跡が多い。今は点在している程度だが、見過ごせばさらに広がる可能性がある」と警戒を強めている。
 神島はかつて、カワウのふん害によって、森の一部が荒廃し、崖が崩壊した経緯があり、毎年「大山(おやま)」の東側にテグスを張って鳥の飛来を防いでいる。今回は「小山(こやま)」でもうっすらと白くなった樹木が確認されたため範囲を広げた。
 この日は、市教委から依頼を受けた市文化財審議会の委員ら10人が神島に上陸。樹木が白くなった所を中心に、釣りざおを使ってテグス約120本を樹木に掛けた。
 上陸前には、岩場から数十羽のウ類が飛び立つのを目撃し、一部の岩場が真っ白になっているのも確認した。参加者からは「さらに補強する必要があるのでは」との声も聞かれた。市教委は今後、様子を見ながらテグスを増やすことも検討するという。

神島のふん害

 カワウの大群が大山をねぐらに利用したのは1988年から4年間ほど。毎年秋から春までの半年、400羽前後が海に面した樹木に止まり、大量のふんを堆積させた。その結果、森の一部が荒廃して崖の崩壊が起こった。その後も断続的にふん害は続き、2008年には繁殖も確認された。これまでさまざまな対策を試してきたが、テグス張りが簡単で最も効果があるとして、09年から続けている。

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