全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

釧路新聞社

阿寒湖氷上カムイへの祈り開幕【阿寒湖温泉】

 

透き通った夜空を彩った「冬華美」(8日午後8時10分ごろ)

NPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構(大西雅之理事長)が主催する釧路市阿寒湖温泉の冬を彩るイベント「阿寒湖氷上カムイへの祈り・カムイコオリパク」が8日、同湖の特設会場で開幕し、参加者はアイヌ民族による伝統儀式や冬の夜空に上がる花火に、新型コロナウイルス感染症の収束を願った。

 カムイコオリパクは医療従事者への感謝を表すとともに、コロナの収束を願って昨年夏に行われた「まりも夏希灯」と「千本タイマツ」を組み合わせた同名イベントの冬版。今回は同湖氷上に特設会場を設置し、プロジェクションマッピングと融合したアイヌ民族による「火の儀式」や例年この時期に行っている「冬華美」などを融合させている。

 この日は関係者を含め約50人が参加。イベントを安心して楽しんでもらうため、マスクの着用や検温など新北海道スタイルに則った対策が講じられ、飲食物と交換できる「お楽しみチケット」の販売は中止となった。

 当初予定していたタイマツ行進は、会場に設置して火の暖かさを体感してもらう内容に変更され、来場者が氷点下15度という極寒の中で暖を取る姿も。午後7時50分にはデジタルアートと融合したアイヌ民族による「火の踊り」で会場を清めてから中央の点火台に火がともされた。その後、アイヌコタンの長老によるカムイノミが行われ、参加者全員でコロナの収束を願った。

 フィナーレの冬華美は同8時5分ごろにスタートし、参加者は冬の夜空を鮮やかに彩る約5分間の音と光の競演を堪能。大阪から訪れた60代の夫婦は「厳冬期の中でいかに楽しむかという思いが伝わってきた。早くコロナが収束してほしい」と話していた。同観光協会の山崎正人さんは「コロナ禍で不安はあったが、お客さまも楽しんでくれてよかった。感染対策をしっかりと行っているので、厳冬期の阿寒湖を訪れて楽しんでほしい」と語った。

 同イベントは3月9日まで。期間中は阿寒湖温泉出身の漫画家板垣恵介氏の人気作品「グラップラー刃牙(ばき)」とのコラボレーションイベントなども開催。イベント終了後の同月10~20日は花火の打ち上げのみを予定している。

関連記事

ドイツ鉄道街並み再現 池田の君島さん 帯広児童会館で

 帯広市児童会館で8日、「鉄道模型の世界~ドイツ鉄道とクリスマス展」が始まった。池田町の元町職員君島利彦さん(64)が制作したドイツの街並みのジオラマと鉄道模型が並べられ、老若男女の注目を集め...

宇部日報社

ゆうれい寿司PRに市職員ら有志の〝ゆうれいシスターズ〟【宇部】

 宇部市吉部地区に伝わる郷土料理「ゆうれい寿司(ずし)」。名前もユニークな古里の味を全国に発信しようと、幽霊に扮(ふん)した宣伝隊〝ゆうれいシスターズ〟が販促イベントで活躍している。「怖いけど...

荘内日報社

東京米スター最高金賞 若手生産者グループ 鶴岡ファーマーズ 鶴岡の資源循環の..

 東京都内の米屋が審査員となって全国から寄せられたブランド米を審査する「東京米スターセレクションKIWAMIコンテスト2023」で、鶴岡市内の若手農家でつくる鶴岡ファーマーズ(石塚寛一代表)が出品した...

長野日報社

中ア3山荘の改修着手へ 基金積み立ても 長野県宮田村

 長野県宮田村は老朽化が進む中央アルプス宮田地籍内で営業する宝剣・頂上・天狗の3山荘の改修工事を2024年度から着手する。特に緊急性の高い宝剣・頂上を優先。また将来的な3山荘の大改修を視野に、2...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク