リモートで真剣勝負 鶴岡市の学生 モルドバ選手 アーチェリー大会で交流
コロナ禍においてもアーチェリー競技を通じた友好関係を築こうと、東京オリンピック・パラリンピックで東欧モルドバのホストタウンになっている鶴岡市で6日、オンラインで両国をつないだリモート形式での親善大会が開かれた。
大会はそれぞれ屋内で行われ、鶴岡は小真木原総合体育館を会場に同市内の高校生など約25人、モルドバは東京五輪代表候補選手をはじめとする10―20代の5人が参加。このうち対戦したのは事前に行われた予選会で1・2位通過した各国男女2人ずつ。一対一の真剣勝負に、鶴岡会場では矢が放たれる瞬間を学生が固唾(かたず)をのんで見守り、ど真ん中を射抜くと「ナイスショット」の声が会場内に響き渡った。
エキシビションマッチではダン・オラル代表候補(24)と、日本体育大2年の照井翔太さん(20)=鶴岡工業高出身=が対戦。モニターの画面に双方の得点が表示されると「おめでとう」などと互いのプレーをたたえ合っていた。
コロナの影響によって地元鶴岡でリモート授業を受けているという照井さんは「モルドバとの交流事業についてはテレビを通じて知った。相手国の選手とこうして顔を突き合わせたリモート試合は初めてだったがスムーズに進行し、リモートも悪くないと思った。いい交流になった」と話した。

鶴岡市内の高校生が東欧モルドバの代表候補らを相手に、画面越しに一対一で対戦した
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