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長野日報社

心も化粧も「あつく」 茅野市白樺湖ロイヤルヒルスキー場のCM動画

バブル時代のウエアに身を包み、青木敬司さんのカメラに向かってポーズを決める川崎紗恵さん(左)と小林めぐみさん(右)

 ソバージュにバンダナ、サングラス。ド派手なウエアが白銀のゲレンデで際立つ。30年以上前のバブル期にタイムスリップしたかのような、茅野市のスキー場「白樺湖ロイヤルヒル」のコマーシャル動画が人気急上昇中だ。出演するのはスノーボード界で活躍し、子育て中の母親でもある地元のママライダーたち。こんな時だからこそ笑顔を届けたい-。「熱い心と分厚い化粧」で奮闘中だ。

■バブル期に戻ったよう

 ロイヤルヒルのナウい(=いま風の)ヤツをテーマにしたシリーズCMで、同スキー場のユーチューブチャンネルで配信する。近く公開する第3弾ではゲレンデカフェも舞台とし、バブリーな女性たちは現代のメニューを見て「イタめし(=イタリア料理)あるの?」。かつて流行したデザートのティラミスもせりふの中に登場する。

 老舗ショップから肩パットが入った当時のウエアや、ファッションの一部だったウエストバッグを調達。携帯電話の先駆けとなるショルダーフォンは段ボールなどで手作りし、レンズ付きフィルム「写ルンです」の初期モデルも撮影用に準備。「しもしも(=もしもし)」「めんご(=ごめん)」。令和のスキー場で奇妙な会話が飛び交う。

■芸人参考に演技に磨き

 撮影中、利用客から「すげえのがいるぞ」と驚かれることも。「恥ずかしがらず堂々と演じています。主人には嫌われそうですけど…」と、ソバージュヘアの小林めぐみさん=北安曇郡松川村。3児の母である川崎紗恵さん=茅野市北山=は、80年代アイドルをほうふつとさせるポニーテールで登場。「サンキュー、バブリー」が決めぜりふだ。

 プロスノーボーダーの2人だが、スノボは”封印”。大ヒット映画「私をスキーに連れてって」の時代へ戻り、十数年ぶりというスキーでボーゲンを見せつける。バブル芸人の平野ノラさんも参考にして演技に磨きをかける。

■利用客呼ぶ「恩返し」を

 映像制作を手掛ける元プロライダーの青木敬司さん=茅野市玉川=が、現役時代に拠点とした同スキー場へ「恩返し」をしたいとCM動画の制作を買って出た。ただ、バブリーな内容は女性陣からのアイデアで、川崎さんは「コロナ禍のいまだからこそ、皆が笑顔になれるCMにしたかった」。当時のディレクターのようにニットこそ肩に巻いていない青木さんだが、彼女たちの本気度には舌を巻く。

 県内のスキー場にいまの3倍強の利用客が訪れていたバブル時代。「懐かしさを感じて、ゲレンデから遠ざかっている人が少しでも戻ってきてくれたら」。感染症の早期収束を願いながら、昭和を代表するギャグを用いて「スキー場に来てちょんまげ~」と笑顔を広げる。

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