全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

荘内日報社

「無印良品」と酒田市 パートナーシップ協定 「ポップアップストア」オープン

 「無印良品」の良品計画(東京都、松﨑暁社長)と酒田市が締結した「地域発展を目指すパートナーシップ協定」に基づく、地域活性化に向けた同社の取り組み「酒田プロジェクト」の一環として5日、同市中町二丁目に「無印良品 酒田ポップアップストア」がオープンした。八幡地域で行われている同社商品の移動販売に続く同プロジェクトの第2弾で、庄内地域での常設店は初。魅力的な店舗運営で中心市街地活性化の一翼を担う。

酒田市中町二丁目の中町モール内にオープンした「無印良品 酒田ポップアップストア」。品ぞろえを紹介する石田店長

 市によると、良品計画との関係は5年ほど前、市が企業誘致の一環で出店を働き掛けたのがきっかけ。一昨年7月、連携・協働し▽住民の暮らしに役立ち、地域を活性化するためのプランニング▽地域の潜在的な公共空間を地域コミュニティーの場に再生するプロジェクト▽子育てや次世代育成支援▽地域資源を活用して産業を振興するプロジェクト―などに取り組むため協定を締結。翌8月にかけ社員約20人が市内で社内研修を行い、地域資源や連携の在り方などを調査した上で、移動販売を含め、さまざまなアイデアを市に提案した。

 市は本年度、中山間地域活力向上事業を展開。「感じ良いくらし」の実現を目指し人と人、人と自然、人と社会をつなぐ取り組みを繰り広げている同社が事業委託を受け「酒田プロジェクト」を立ち上げ。昨年7月から同社としては初となる軽トラックを活用した移動販売がスタートし、主として八幡地域を回っている。

 ポップアップストアは空き店舗などを利用して期間限定で展開する店舗のこと。同社では直営店出店に向けて実験的に開店。酒田ではまずは2―3年をめどに営業し、その後は地元の要望などを踏まえて検討するという。

 旧宝石店跡地を活用した酒田ポップアップストアの売り場面積は約158平方㍍で同社の既存店舗に比べて6分の1程度だが、人気のレトルトカレーをはじめとした食料品、各種文房具、生活雑貨、天然素材を使用したインナーウエアなど日々の生活を支える「くらしの基本アイテム」2000品目がずらりと並ぶ。石田佳奈子店長は「日常で使うものを凝縮した店舗。食料品に関しては全ての取扱商品がそろっている」と話す。

 これまで関東圏の直営店で勤務し昨年12月に酒田に移住したという石田店長は「到着した日は吹雪。こんなに雪がある所なんだと思った」と当地の第一印象を語り、「商店街の一店舗としてにぎわい創出のお手伝いをしたい。地域の人の声を取り入れ、酒田の役に立つ店舗にしたい」と話した。石田店長、地元採用のスタッフら計9人が応対。年中無休で営業時間は午前10時から午後7時まで。問い合わせは同店=電0234(21)5250=へ。

関連記事

不要ロープ、椅子に変身 蒲郡・形原

 蒲郡市一色町のオーダー家具製造販売「woodworks時不知」代表の倉澤真さん(48)は、不要となった繊維ロープを再活用して作ったアップサイクル椅子「KATAHARASTOOL(カタハラスツール)...

デイゴ満開 宮良の「なごみの里」

 石垣市字宮良で社会福祉法人沖縄松楓会が運営する特別養護老人ホーム「なごみの里」で、デイゴの花が見ごろを迎えている。  サンダンカ、オオゴチョウとともに県の三大名花であるデイゴ(マメ科、方言...

釧路新聞社

SL冬の湿原号、利用好調 昨年度並み1万3545人【釧路市】

  JR北海道釧路支社(戸川達雄支社長)は、今年度釧網線で運行した人気観光列車「SL冬の湿原号」と「流氷物語号」の利用状況をまとめた。同支社によると、冬の湿原号は、過去10年間で最多となった昨年度と...

長野日報社

諏訪大社上社本宮の重文保存修理事業 3期工事を来月本格開始

 諏訪大社は4月から、上社本宮(長野県諏訪市)の重要文化財保存修理事業の3期工事を本格的に始める。3期工事は、勅願殿、勅使殿、五間廊、神楽殿、天流水舎の5棟に対して、耐震補強の基礎工事や建物の...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク