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荘内日報社

縁起酒その日のうちに消費者へ 鶴岡・加藤嘉八郎酒造で「立春朝搾り」出荷

 立春の3日、未明にかけて搾り上げた縁起酒を、その日のうちに消費者の元に届ける「立春朝搾り」の出荷作業が、鶴岡市大山三丁目の加藤嘉八郎酒造(加藤有造社長)で行われた。

 搾りたての新酒で新春を祝おうと、全国の蔵元や酒販店でつくる「日本名門酒会」が1998年から毎年実施。全国44蔵元、県内では加藤嘉八郎酒造と寒河江市の千代寿虎屋が参加している。

 加藤嘉八郎酒造では今年も、精米歩合50%の県産酒米「出羽燦々」を麹米、掛け米に使い純米吟醸無濾過生酒に仕上げた。出荷数は720ミリリットル(四合)瓶(税込み1760円)が5950本、1・8リットル(一升)瓶(同3520円)が1500本。コロナ禍の影響もあり、昨年と比べ飲食店向けの一升瓶は減ったものの、「家飲み」向けや贈答向けの四合瓶は逆に増えた。今年も東京、千葉、岩手など県外の加盟酒販店から予約が入った。

 3日は午前2時半ごろから約4時間がかりで、社員14人が搾りたての新酒の瓶詰め、箱詰め作業に追われた。例年は、名門酒会加盟の酒販店関係者も加わって「立春朝搾り」のラベルを貼る参加型イベントが行われるが、新型コロナウイルス感染対策で全国的に取りやめ。瓶詰めされた新酒は同酒造内でお祓(はら)いを受け、消費者と関係者の無病息災、商売繁盛、家内安全に、今年は疫病退散も加えて祈願。各酒販店に縁起酒が引き渡された。

 加藤嘉八郎酒造の加藤嘉隆取締役(45)は「今年は明治30年以来124年ぶりに3日が立春。立春朝搾りに参加して16年目で初めてで、立春限定で搾るために仕込み前から杜氏たちとしっかり打ち合わせて臨んだ。米由来のうま味、フルーティーな香りとフレッシュな味わいのきりっとした酒が出来た」と話していた。

節分の夜から立春の3日未明にかけて搾った新酒の出荷作業=3日午前5時半ごろ、加藤嘉八郎酒造

3日のうちに販売された縁起酒「立春朝搾り」

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