全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

五穀豊穣を祈願 コロナ影響で奉納芸能中止 平得種子取祭

多田御嶽で「神とぅりむつ」として五穀を授かった感謝を捧げる荻堂久子神司ら=1月31日午前、多田御嶽

 平得公民館(波照間督正館長)の「種子取祭」が1月31日午前、多田御嶽であり、役員や神司らがことしの五穀豊穣と村の安泰を祈願した。例年、大阿母御嶽前で行っている奉納芸能や「カタバル馬」は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となった。

 午前7時半ごろ、繁栄の象徴であるススキを飾った旗頭「山頭」を先頭に、神司と役員、氏子が五穀伝来の地とされる多田御嶽を参拝。一行は御前風や恩納節、平得弥勒節などを歌い踊る「神とぅりむつ(神のおもてなし)」で神へ感謝をささげたのち、大阿母御嶽へ。神司の荻堂久子さんが五穀を同御嶽に納め、村の安泰や豊作を祈願した。

 例年は、青年会や婦人会、平真小学校児童など地域住民が150人以上集い、歌や踊りを繰り広げるほか、通りに馬を走らせる平得独自の伝統「カタバル馬」も行われ、多くの見物人が集まるが、公民館は感染拡大を避けるために出席者を役員と神司、氏子に限定し神事のみを行った。

新型コロナウイルスの感染拡大防止で関係者のみで行われた平得の種子取祭=1月31日午前、多田御嶽

 当初は1月17日実施を予定していたが、市内で感染確認が続いていたため、この日に延期した。

 波照間館長は神事を終え「1年の初めの大切な行事であり、絶対にやらないといけない。中止は考えていなかった。無事執り行い、豊年祭へつなぐ事ができてほっとしている」と胸をなでおろした。

関連記事

紀伊民報社

日本一オオカミの本がそろう場所に 古本屋カフェに「オオカミみゅーじあむ」..

 和歌山県田辺市本宮町本宮にある古本屋カフェ「kumano森のふくろう文庫」(安原克彦さん経営)内に30日、日本で絶滅したオオカミの復活を目指している「日本オオカミ協会」(静岡県)がパネルや書籍...

樽前アートフォトコンテスト受賞 金賞に小田嶋さんの作品「待合室」

苫小牧市樽前地区の魅力を写真で伝える「樽前アートフォトコンテスト2023」(実行委員会主催)は、市内外から作品171点が寄せられ、最高位の金賞に市内錦岡の小田嶋清幸さん(72)が撮影した「待合室」...

荘内日報社

「北楯大堰」紙芝居 英語動画で配信 ユーチューブやSNS 分かりやすく簡略化

 世界かんがい施設遺産に登録されている庄内町の「北楯大堰」を開削した北館大学助利長公(1548―1625年)の紙芝居を英語で紹介する動画が県ホームページの動画チャンネルや動画投稿サイト「YouTube」、フ...

宇部日報社

宝石のような輝き、ときわミュージアムでヒスイカズラ見頃【宇部】

 宇部市のときわミュージアム「世界を旅する植物館」で、ヒスイカズラが見頃を迎えている。コバルトブルー色の花が咲き誇り、宝石のような輝きを放っている。  フィリピンのルソン島など限られた場所に...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク