帯広市内中心部で営業する北の屋台の全20店と卒業店2店は、テークアウトを新たに始めた。新型コロナウイルスの影響で市内中心部全体の客足が落ち込む中、来店のきっかけをつくるのが目的。北の屋台全店でテークアウトに対応するのは初めて。
各店が趣向を凝らしたテークアウトメニューを用意した(写真は巣だっちのおびひろGENKI玉と中札内産黒枝豆のセット)
北の屋台は昨年12月の来店数が前年比6割減で、今月も客数が伸び悩んでいる。北の屋台を運営する北の起業広場協同組合によると、市内中心部のホテルのビジネス利用は一定数あり、宿泊客が外食せずホテル内のレストランで済ませる事例も多い。
テークアウトを選択肢の一つに加えることで、ビジネス客や店内飲食を敬遠する地元住民らの需要を取り込む。
北の屋台では約3分の1の店が従前からテークアウトに対応しており、今回改めて全店で各店の定番商品を軸にテークアウトメニューを用意した。串揚げの盛り合わせ、ビーフシチュー、ティラミスなどのほか弁当を用意する店もある。
同組合の松下博典事務局長は「屋台で毎年やるイベントもしばらくできておらず店主たちが気合を入れてメニュー開発をした。家庭で屋台の味を楽しんでほしい」とPRしている。
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