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宇部日報社

郡の洞玄寺で文化財防火訓練

山門越しに放水する消防隊員ら(洞玄寺で)

 山陽小野田市の文化財防火訓練は25日、郡の洞玄寺(江澤正思住職)で同寺、地元の自治会、消防分団ら関係者約20人が参加して行われた。初期消火訓練や放水体験などを通し、地域の宝を地域で守る意識を高めた。    26日の「文化財防火デー」を前に、文化財愛護の意識を高め、火災や災害から守るための対応を確認しようと開催した。同寺は厚狭毛利家の菩提(ぼだい)寺として多くの貴重な文化財、史料などを保有している。    本堂から出火し北側に延焼したという想定で実施。火事を発見した住民が備え付けの消火器を使い初期消火し、重要物件を持ち出した。江澤住職から通報を受け5分後に消防車両が到着すると、隊員と分団員が二手に分かれて山門越しに放水。軽傷者の搬送を行った。    水の入った消火器を使っての訓練もあり、隊員が「3~5㍍離れたところから火の根元を狙って消火すること。消火剤は15秒ぐらいしか出ないので有効な消火に心掛けて」とアドバイスした。訓練の様子は、近くの下津保育園の年長、年中児27人も見守り、〝火の用心〟を誓っていた。    江澤住職は「寺には関東大震災の時に類焼を免れた木製の不焼(やけず)観音があり、法要やお札を出すなど日頃から防火への高い意識を持っている」と話した。    講評にあたった宇部・山陽小野田消防局山陽消防署の滝井久夫副主幹は「火事を出さないのが最も大事だが、出火の時は通報、初期消火に努めて。貴重なものがあるからと、逃げた後に再び延焼する建物に戻るのは禁物」と助言した。主催者を代表し市教育委員会社会教育課の舩林康則課長が「火災から命を守り貴重な文化財を後世に引き継ぐのは、われわれの使命」と訴えた。    文化財防火デーは、世界歴史遺産に登録されている法隆寺(奈良県)で1949年1月26日に金堂が炎上し貴重な壁画などが失われたのを契機に、文化財を火災などの災害から守る意識の高揚を図ろうと55年に制定された。  

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