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クイズで交通ルール周知 外国人レンタカー客のドライブ観光支援-道運輸局

日本の交通規則を学べるクイズ

 増加するインバウンド(訪日外国人旅行者)や本格的な凍結路面の季節を受けて北海道運輸局は15日、外国人レンタカー利用者を対象にした日本の交通ルールを周知する実証実験を新千歳空港周辺のレンタカー店で始めた。2018年2月末までタブレット型情報端末を使い、標識などに関する知識を高めてもらうクイズで安全なドライブ観光を支援する。

 取り組みは道地区レンタカー協会連合会の協力を得て実施する。従来、外国人利用客向けに各店による説明はあったが、自らクイズに答える能動的体験を通じ「左側通行」や標識の形、図柄といった日本独自の交通規則に加え、冬道運転の要点を確かめさせる狙いだ。

 実験では運輸局が開発したソフトを取り入れた端末を参加12店舗に2台ずつ配布。貸し出し手続きの待ち時間中に従業員が体験を勧める。

 クイズは交通規則10問と冬道運転4問の計14問。英語に加え、香港や台湾、タイをはじめアジアを中心に10地域、6カ国語に対応する。1問答えるごとに正答を表示し、自国の交通規則との相違点も紹介する。

 実行するかは旅客の任意。今後は様子を見ながら空港内のカウンター手続き時や車で店に乗せていく際の運用を各店が検討するという。

 運用初日は運輸局職員がニッポンレンタカー北海道(札幌市)の千歳空港営業所=美々=で実験に立ち会った。

 体験する外国人の表情は異国での運転を控えて真剣そのもの。マレーシアから来た男性は「『分岐』の標識は今ここで知った。私の国は南国で雪も降らないので、冬道運転のポイントが分かるのはいいことだと思う」と評価した。

 同営業所によると、繁忙期は総じて1日当たりのレンタカー利用者のうち約3分の1が外国人という。同社の高田正成千歳ブロック長は「海外客の増加とともに事故や違反の数が増えている。自国との交通規則の違いを知り、気持ちよく運転していただければ」と語る。

 道運輸局は実験で得られた情報を終了後に分析し、より効果的なインバウンドへの交通安全啓発につなげる方針。店や体験者の評判を基に、好評なら他都市にも広げたい考えだ。観光企画課の実重貴之課長は「インバウンドの受け入れ体制が今後ますます重要になる。この取り組みで日本の交通ルールを覚えてもらい、安全安心な運転をしてもらいたい」と話している。

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