コロナ禍の諏訪を明るく 2月6日アイスキャンドル2021
「アイスキャンドル2021」をPRする実行委員会のメンバー
氷の燭台の明かりでまちを彩る「アイスキャンドル2021」(同実行委員会主催)は2月6日午後5時から、諏訪地方各地で開く。新型コロナウイルス感染症の県警戒レベルが4となったことを受け、内容を縮小した。動画配信サイトや会員制交流サイトを通じて、各地でともした明かりが楽しめるようにした。
諏訪湖の浄化や地域の活性化を願って1995年にJR上諏訪駅前で始まり、諏訪地方全体に広まった。今回で27回目。屋台やスタンプラリーなど来場者が楽しめる企画を用意していたが、感染防止のため多くを中止とし、当初21カ所で行う予定だったキャンドルの点灯は主に9カ所とした。各会場では地上に置いたキャンドルで1~2文字を表現。全会場をインターネットでつなぎ、実行委員会が伝えたい12文字のメッセージを配信する。
アイスキャンドルの作り方の動画はすでに配信中で、料理番組に見立てたコミカルな映像に仕上げた。制作したキャンドルを自宅でともし、SNS(インターネット交流サイト)で「#(ハッシュタグ)アイスキャンドルすわ」を付けて発信してもらい、関連投稿で盛り上げたい考え。 点灯会場のうち、諏訪市の上諏訪駅前周辺には高島、城南、城北の市内3小学校の児童が作ったアイスキャンドルを使うモニュメントを設置。高島公園では医療従事者に感謝の気持ちを込めて高島城を青色にライトアップする。茅野市八ケ岳総合博物館は今回が初参加。タイアップイベントとして2月5~18日に浜昌平さんのアート展を県信用組合諏訪支店(諏訪市)で開く。
土橋宏次実行委員長(66)は「コロナ禍の大変な時だが、アイスキャンドルの明かりをともし、明るい気持ちになってもらいたい」と話している。問い合わせは同実行委事務局のいずみ屋(電話0266・52・3267)へ。
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