自転車道1400キロ整備完了

自転車道のルートを示す案内板と矢羽根形の道路標示(和歌山県白浜町十九渕で)
国土交通省や太平洋岸の各県などでつくる「太平洋岸自転車道ナショナルサイクルルート(NCR)指定推進協議会」は、計画していた道路標示や案内板の設置、サイクルステーションの指定などを終えた、と発表した。今後もサイクリング環境の充実を図ったり、ルートマップを作製したりして、サイクリングによる地域振興を目指す。
NCRは、日本を代表する自転車道として国が指定する制度。推進協は、和歌山市から千葉県銚子市までの沿岸を通る国道や県道など約1400キロを「太平洋岸自転車道」として整備し、NCRへの指定を目指している。
サイクリング環境の整備は2019年12月に策定したアクションプランを基に進めている。
これまでルートを示す青い矢羽根形のマークを、路面で100メートルごとに標示。利用者が迷わないよう、すべての分岐点507カ所に自転車のマークが入った案内板を設置し、路面にも約5キロごと366カ所に同じマークを標示した。いずれも青色で統一している。
走行に危険性があるトンネルや橋の121カ所には注意を促す看板を設置している。
このほか、トイレや休憩所がある「サイクルステーション」を126カ所、レンタサイクルや着替え場も備えて充実させた「ゲートウェイ」を17カ所指定した。自転車置き場などを備えサイクリストに優しい宿泊施設は168カ所を指定している。
そのうち和歌山県内では案内板や路面標示を173カ所、危険箇所の看板を20カ所設置。サイクルステーションは道の駅や観光協会など46カ所、ゲートウェイは南紀白浜空港やホテルシーモア(白浜町)、和歌山市中央卸売市場総合食品センター、宿泊施設は31カ所を指定している。
今後、勾配がきつい場所にも注意を促すための看板を設置したり、安全性を高めるための条例を制定したりして受け入れ態勢の充実を図る。ルートマップやイベント案内のチラシなどを作製し観光案内所に置くほか、インターネットを活用するなどして情報発信をする。
取り組みの状況は「太平洋岸自転車道」のホームページで確認できる。協議会は「自転車の環境整備を進めている。多くの人に自転車に乗って各地を巡り、魅力に触れてもらうことで地域の活性化につながればと思う」としている。
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