ハーブや薬草用い特産品開発目指す
ハーブの風味を確認する受講者ら=14日午後、伊原間公民館
命草を利活用して特産品の開発までつなげ、北部地区の活性化を図る「命草利活用講習会」(石垣市北部農村集落活性化協議会主催)が14日午後、伊原間公民館で始まった。来年2月まで計8回講座が開かれ、受講生20人が、島で自生・栽培されている身近なハーブや薬草を用い、基礎的な加工技術を学んで商品開発・販売技術の習得を目指す。 2017年度農山漁村振興交付金を活用した事業で、ことしで2年目。 同日の第1回講習会では、講師の嵩西洋子氏(石垣島胡椒園代表)からハーブ概論やハーブのブレンド方法、おいしいハーブティーの入れ方を学んだ。 受講者は、嵩西氏が用意したモリンガやシナモンなど生のオーガニックハーブ15種類を試食し、香りや味を楽しんだ。 嵩西氏は「物を開発する際には、手を加える前の生ハーブを味覚で確かめてほしい」とアドバイス。それぞれのハーブが持つ特性を説明した後、実際に2種類のハーブティーとハーブを練りこんだクリームチーズを調理した。 ハーブティーは、数種類のハーブを鍋に入れ煮立たせることで「ハーブから多くのエッセンスがでる」と紹介。飲むと体の芯から温まる、今の季節にピッタリのハーブティーが完成した。 受講した岩本恵子さん(50)は「とてもおいしくて、体に効くと思う。家の庭にハーブを植えているので、講習を通して商品開発にもつなげたい」と感想を話した。 次回は、21日から同公民館でハーブソルトやビネガーの講座を予定している。
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