新たに2社の入居決定 白浜のITオフィス

新たに2社の入居が決まったITビジネスオフィス「アンカー」=和歌山県白浜町で
和歌山県白浜町のITビジネスオフィス「アンカー」に、新たに2社が進出することになった。県と町が19日、発表した。
2社は、人工知能によるデータ解析サービスを産業、医療の分野に提供する「ハカルス」(京都市)と、不動産業界向けに情報通信技術を用いるサービスを提供する「スマサポ」(東京都中央区)。
ハカルスはソフトウエア開発などを2月から、スマサポは問い合わせ対応業務を5月から、それぞれ始めるという。向こう3年で、両社で計23人を雇う予定。
仁坂吉伸知事は19日の会見で「新型コロナがあって投資をするのが大変な中、良かったと思う。東京(などの都市部)に皆が集まっていたら、新型コロナの影響で、事業を円滑に進めるには少しリスクがあるので、別のオフィスをつくるという流れになっていくはず。一方で、全体的に調子が悪い中で、先を見て選んでいただいたのはありがたい」と話した。
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言が11都府県に発令されていることを踏まえ、調印式は開かない。仁坂知事と白浜町の井澗誠町長は、それぞれの企業との進出協定書に持ち回りで調印する。
アンカーは、不動産事業を手掛ける「オーエス」(大阪市)が運営しており、昨年11月にオープンした。企業に貸せる部屋は7室あり、今回の2社とは別に、既に2社が入居している。
白浜町にはアンカー以外に、町営のITオフィスが二つある。町によると、湯崎地区の海が望める高台にある第1オフィスに5社、平草原公園にある第2オフィスには4社が入居している。
関連記事
宮古島大使に本間氏 音楽プロデューサー 本物と触れる機会創出
音楽プロデューサーの本間昭光氏の宮古島大使認証式が12日、市役所で開かれた。島内外へのPR活動のほか、宮古島へのアーティスト誘致、子供たちへの音楽教育など次世代を担う人材育成にも寄与する。嘉数登市長...
麻雀や歌唱、生き生きと楽しむ 能代市老連「保坂福祉学園」が開講
能代市老人クラブ連合会(小林一成会長)が主催する高齢者対象の生涯学習活動「保坂福祉学園」の授業が12日、同市追分町の保坂福祉会館で始まった。初日は「健康麻雀(マージャン)頭脳教室」、「童謡と叙...
お母さんの絵いっぱい 本社図画コン入賞・入選作を展示
八重山毎日新聞創刊75周年記念第33回素敵なお母さんの図画コンクール(八重山毎日新聞社主催)の入賞・入選作品の展示がマックスバリュやいま店、石垣店、新川店の3店舗で行われている。16日午後5時まで。 ...
御柱候補決まる 諏訪大社下社仮見立て 3年後の大祭へ期待膨らむ 長野県
2028年(令和10)年の諏訪大社式年造営御柱大祭(御柱祭)に向けて、下社の御用材となるモミの仮見立てが12日、長野県下諏訪町の東俣国有林で行われた。諏訪大社の神職、下社御柱祭に奉仕する岡谷、...