諏訪地域の野鳥を紹介 八ケ岳美術館で企画展

写真で諏訪地域の野鳥を紹介している八ケ岳美術館の企画展
原村の八ケ岳美術館は、企画展「四季の野鳥展~諏訪・八ケ岳山麓から」を同館で開いている。日本野鳥の会諏訪支部との共催。同支部会員11人が撮影した諏訪地域や八ケ岳山麓に生息する野鳥の写真59点を季節ごとに展示。同支部前支部長の林正敏さんが収集した鳥の羽の作品10点も並べた。身近にいながらなかなか見ることができない鳥たちの美しい姿や意外な生態を写真を通して鑑賞できる。3月25日まで。
諏訪湖に23季連続で飛来し、2017~18年シーズンを最後に飛来が途絶えたオオワシ「グル」を捉えた写真では、こちらを振り向く堂々とした姿が印象的だ。サギ科のヨシゴイが魚を捉えた写真の解説文では湖沼や河川のアシ原に住むが、諏訪湖のヒシ除去活動に伴い「餌場が狭まり生息環境が厳しい」などと紹介。環境と野鳥の暮らしの関係性にも気づかされる。
ハシボソガラスがアリを体にはわせて蟻酸で寄生中を退治するという「蟻浴行動」を捉えた貴重な写真や、尾が30センチ以上もあるというサンコウチョウの雄の美しい写真もある。
同館は「野鳥の会の皆さんが一年を通じて観察する中で撮影した写真。鳥の知識を踏まえた会員ならではの視点を楽しんでほしい」と話している。
問い合わせは同館(電話0266・74・2701)へ。
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