望楼の芝で野焼き 「本州最南端の火祭り」は中止

望楼の芝での野焼き作業(和歌山県串本町潮岬で)
和歌山県串本町潮岬の望楼の芝(約10ヘクタール)で13日、害虫を駆除し、新芽の生育を促すことを目的にした野焼き作業があった。毎年この時季に開催している観光を目的とした「本州最南端の火祭り」(南紀串本観光協会主催)は、新型コロナウイルス感染症の状況を考慮して中止となった。
野焼き作業は1983年から行われていたが、97年から観光発展の一助にしようとイベント化し、2001年から「本州最南端の火祭り」の名称で町、町商工会が後援し、出店や踊りなどさまざまな催しをしていた。
この日の野焼き作業には観光協会会員、町職員ら16人が参加。灯油に浸した布で芝生に火を付けていった。地元消防署員13人と消防団員6人が、火が燃え広がらないよう放水作業をした。
野焼き作業に参加した観光協会の島野利之会長(53)は「残念だが、コロナの状況を見て今年は本州最南端の火祭りを中止にした。来年は、コロナが収束していれば、今年の分も合わせて盛大に開催したいと思っているので、多くの人に来てもらいたい」と話した。
関連記事
ファミマがバス待合所に 道内初 苫小牧市内2店舗で活用
コンビニエンスストア大手のファミリーマート(東京)が、苫小牧市内の春日町店と住吉町店の2店舗をバス待合所として使ってもらうサービスを始めた。市内路線バスの維持に協力するもので、同社がバスの待合所...
英検準2級に14人合格 ホームステイなど村の支援受け 中札内中の3年生
中札内中学校(森英樹校長、生徒123人)の3年生43人のうち14人が、高校中級程度とされる英検準2級に合格した。英語を担当する木村吾勝(あがつ)教諭(48)は、「中札内村の検定料助成による挑戦し...
春の訪れ、おはやし響く 獅子舞の氏子巡り 鶴岡市神明町 春日神社
鶴岡市神明町の春日神社(齋藤元宮司)に伝わる獅子舞の氏子巡りが18日に始まった。前日の雨が上がり日の差す市街地に軽快なはやしが響き渡り、めでたい獅子舞とともに間もなく訪れる春を告げた。 同神社...
年度替わりでごみ収集繁忙 市環境保全センター、リユースも呼び掛け【宇部】
新年度を前に、引っ越しに伴い大型の家電や家具を処分する人が多く、宇部市環境保全センターは繁忙期を迎えている。戸別収集の予約は来月下旬まで埋まっている状況。今月は粗大ごみを持ち込む人も増えてい...