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生徒寮鵡川高野球部「三氣塾」お披露目、復興のシンボルに

 胆振東部地震で被災し、むかわ町が整備を進めていた鵡川高校野球部の生徒寮「三氣塾」(むかわ町文京)の完成お披露目会が17日に開かれた。来賓や関係者らが施設の再建を祝い、部員たちが思いを新たにしていた。

被災した場所で新たに完成した鵡川高野球部の生徒寮

 野球部の旧生徒寮は、2018年9月に発生した地震で基礎部分が損壊するなどして「半壊」の判定を受けた。部員は避難所生活を経て約2年間、移動可能なモバイルハウスを連結させた仮設寮で過ごしてきた。

 新たに建てられた生徒寮は、鉄骨造り2階建てで延べ床面積約991平方メートル。2人部屋の居室27室と舎監室2部屋のほか、食堂・厨房(ちゅうぼう)、マネジャー室、各階に洗濯・乾燥室などを備える。地域住民との交流やスポーツ合宿などでも利用できる多目的・研修室と、屋外には多目的広場も用意している。建物取得費は約3億600万円。

 お披露目会のセレモニーで竹中喜之町長があいさつし、「この寮を復興のシンボルとして、これまで培ってきた三気野球(元気、本気、一気)の魂を吹き込み、皆さんの目指している目標達成、感謝のしるべとして活用して」と期待を寄せた。

 新しい寮は昨年12月末に完成。1、2年生は今月10日に引っ越しを済ませて新しい寮で生活をスタートさせ、3年生は16日に入寮した。前主将の阿部柊希さん(17)=3年=は「今までも避難所や仮設寮で何不自由ない生活をさせてもらった中で、新しい寮も建てていただいて、町の方々に感謝したいです」と喜びを語る。

 山崎航生主将(16)=2年=は「練習場にも近く、寮も大きく新しくなって、野球にすごく打ち込める環境をつくっていただいた」と感謝。仮設寮の1人部屋から2人部屋になることに触れ、「助け合うことが多くなる。これを機にチームプレーを深め、野球にも生かしていけたら。この寮生活を大切にしたい」と気持ちを新たにしていた。

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