コロナ早期終息も願い 「どんど焼き祭」荘内神社
鶴岡市の荘内神社(石原純一宮司)で15日、1年間お世話になったお守りなどを燃やして今年一年の無病息災や家内安全を祈る「どんど焼き祭」が行われた。今年は郵送でも受け付け、県内各地から多くの縁起物などが寄せられた。
同神社では小正月を締めくくる恒例行事として門松などの正月飾りや、古くなったお札、お守りなどに感謝し焚き上げている。どんど焼きの火に当たると1年間風邪をひかないとされ、例年スルメや昆布などを竹ざおの先に挟んで燃え上がる火にあぶって食べ、無病息災を祈る。しかし今年は感染症対策の観点から取りやめ、振る舞いの甘酒も持ち帰り形式にした。
同日、参道には約3メートル四方の焼き場が設けられ、年末から同神社に持ち込まれた松飾りやだるまなどが積み上げられた。定刻を迎えると疫病鎮静祈願などの神事が始まり、神火をともした松明(たいまつ)で火入れ。同神社に奉納された絵馬なども次々と火の中へ入れられ、静かに手を合わせる参拝者の姿も見られた。

鶴岡市の荘内神社で小正月行事「どんど焼き祭」が行われた
石原宮司は「新型ウイルスはあっという間に世界中に広まってしまい、今、私たちは長いトンネルの中にいるような状況が続いているが、どんなに長いトンネルでも出口はある。もう少しみんなで心を一つにして頑張っていきましょう」と話していた。
関連記事
たき火や工作楽しむ ガンケ山の開放事業始まる 安平
安平町追分地区の遊び場プレーパーク「ガンケ山」で19日、今年度の開放事業が始まった。町内の親子連れなど約30人が訪れ、たき火の体験や工作などを楽しんだ。 ガンケ山は、地域住民の有志でつくる...
自作三輪車またがり"再起動" 音更の83歳鷲北さんアスパラ継続
自作の収穫用三輪車にまたがり、ビニールハウスで丹精込めて育てたアスパラガスを収穫する音更町然別北の鷲北正一郎さん(83)。共に作業してきた妻の体調不良を理由に、昨季で二十余年続けたアスパラ栽培に...
日の出保育園の年長児 イラストでレノファ応援、田邉、板倉選手にプレゼント..
日の出保育園(大池美恵子園長)の年長児18人が22日、レノファ山口FCを応援するイラストを描き、同園を訪れた田邉光平選手と板倉洸選手にプレゼントした。 山陽小野田市立サッカー交流公園「お...
新種の可能性 コブシの変種咲き喜ぶ 「大切にしたい」 羽黒小
鶴岡市の羽黒小学校(八渡宗一郎校長)で新種の可能性がある「変種のコブシ」の花が咲いた。南庄内で植生を調べている大類雄一さん(76)=鶴岡市青柳町=が羽黒町川代山で見つけ、挿し木をして育てたもので2年...