J2レノファ山口が初練習

対人練習をこなす選手たち
サッカーJ2レノファ山口は12日、山陽小野田市の県立おのだサッカー交流公園で今季の初練習を行い、悲願のJ1昇格へ始動した。先週から続く寒波の影響で肌寒く、時折小雨もちらつく中、新たな指揮官として迎えた渡辺晋監督の下に現状の全32選手中25選手が集い、2月28日の開幕戦に向けて精力的に汗を流した。 昨季と同様、半数近い選手が入れ替わってのスタートとなった。FWイウリ選手、MFの高宇洋、田中パウロ淳一両選手ら昨季の主力を担った選手は去ったが、J1でのプレー経験が豊富なDF渡部博文選手ら15人が新たに加わった。 選手たちはクラブハウスでの筋力トレーニング後、グラウンドに元気な姿を見せた。2人一組でのパス回しで体を慣らし、3対2、4対4などの対人プレーで体の動きを確認。渡辺監督はコミュニケーションを取るように積極的に声を掛けてアドバイスしていた。 初練習を終え、渡辺監督は「寒さを吹き飛ばすような熱気と意気込みを感じられる良いスタートになった」と満足した顔を見せ、就任時に口にした「2年でJ1昇格」に向け、今季の目標として1桁順位を見据えた勝ち点60の獲得を選手に伝えたことも明かした。 昨季は主将としてチームをまとめたMF池上丈二選手は「昨季の悔しさを忘れず、レノファらしい攻撃的なサッカーが見せられれば。個人的にはアシストとゴールの数字にこだわり、渡辺監督の下で成長した姿を見せたい」と意欲を見せた。 チームは当面、同公園で練習を続け、今月下旬から1週間程度のキャンプを行う予定。またJリーグは同日、開幕戦の対戦カードを発表。レノファは2月28日、山口市の維新みらいふスタジアムに昨季13位の松本山雅を迎える。
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