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自然に親しみ、歴史学ぶ 徳之島 カムィヤキの森でエコツアー

ガイドの案内でカムィヤキの森の自然や歴史を学ぶエコツアーの参加者=10日、伊仙町検福

 鹿児島県のNPO法人徳之島虹の会は10日、再整備した国指定史跡「カムィヤキ陶器窯跡」が残る伊仙町のカムィヤキの森で、一般向けにエコツアーを開催した。島内から親子など83人が参加。エコツアーガイドの案内で自然に親しみながら、カムィヤキ窯跡や戦時中の避難壕跡など、同地の歴史にも理解を深めた。

 カムィヤキの森は伊仙町が2004年度に整備して以降、台風や松くい虫被害によるリュウキュウマツの倒木などで近年は利用が困難になっていた。徳之島虹の会は環境省の助成事業を活用し、12月までに倒木の危険性が高いマツなどを伐採して全長約700メートルの歩道を整備。世界自然遺産登録後の誘客準備や自然環境保全体制の強化を目的に、ガイドらが専門家から講習を受け、エコツアーコースを開設した。

 10日は、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策として、ガイド1人が案内する上限を5~6人に設定。合計15班に分けて出発した。参加者はヒョウタンカズラやラン類など森内に自生する植物、カムィヤキの窯跡などの説明を受けながら散策を楽しんだ。

 母親と参加した面縄小4年の児童は「歩いて森を散策するのは初めて。いろんな植物を見ることができて楽しかった。カムィヤキの窯跡などの話を聞き、昔の人たちはすごいと思った」と話した。

 徳之島虹の会は「カムィヤキの森は国立公園内に国指定の文化財がある貴重な森。さまざまな植物も自生しており、エコツアーを実施することで遺産の核心地域にかかる負荷を分散させるとともに、島民が自由に自然に親しめるような場所として活用できれば」としている。

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