能代市機織地区、住民200人で一斉除排雪

人海戦術で除排雪作業に汗を流す住民ら(能代市機織地区で)
7日から8日にかけて暴風雪が猛威を振るった能代山本地方。9日も時折雪が降り、街では住民が除排雪作業に追われた。能代市の機織地区自治会連合会(佐藤喜美男会長)は住民ら約200人が参加し、市道(旧国道7号)で人海戦術による除雪作業を行い、安全確保に汗を流した。
同地区を東西に貫く市道は幅が狭く、雪が多くなると除雪車が寄せた雪などで歩道が埋まり、通学する児童生徒や住民が車道の歩行を余儀なくされる。そのため30年ほど前から、小中学校の冬休みが終わる直前に地域ぐるみで除排雪作業に取り組んでいる。
一昨年、昨年は少雪で中止したため、3年ぶりの活動になった。7自治会の約550世帯に協力を求めた一方、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため例年行っている第五小、能代東中への参加呼び掛けは自粛したが、住民ら約200人が参加した。市からグレーダ、ロータリー車などを借りたほか、独自で2㌧トラック4台を用意した。
実施箇所は、同市機織轌ノ目の機織神明社前からJR五能線悪戸踏切まで約1㌔区間の両側の歩道。7日から8日にかけて猛威を振るった暴風雪の影響で、路上は雪で真っ白だった。
作業は午前8時40分ごろに開始。スコップやスノープッシャーなどを手にした参加者は、歩道の雪をスコップで砕くなどしながら車道に寄せた。除雪車が雪を巻き上げて2㌧トラックに次々と載せ、雪捨て場の東能代中跡地に運んだ。
作業後は道幅が広くなり、住民は安堵(あんど)の表情を浮かべた。黙々と作業していた女性(40)は「猛烈な雪の後のタイミングで、近所の皆さんと協力して除雪できた」と話した。
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