身が締まり、味に太鼓判 苫小牧沖の冬ホッキ漁最盛期

ホッキ貝を漁船から港へ荷降ろしする漁業者=13日午前5時40分ごろ、苫小牧漁港
苫小牧沖の冬ホッキ漁が最盛期に入った。今シーズンの漁は1日に始まり、来年4月までの期間に最大20隻が操業に当たる。ホッキ貝の水揚げ量日本一を誇る苫小牧の漁港は早朝から活気付いている。
13日は苫小牧漁協ホッキ桁引き網部会所属の漁船13隻が午前3時ごろから次々と出漁し、計3・32トンを水揚げした。
この日の漁を終えて港に戻った「大勢丸」の大島秀樹船長(52)は「冬はしけで漁に出れない日も少なくないが、冬ホッキはお客さんに喜ばれる」と笑顔。「照宝丸」の山田照由船長(55)は「冷たい海水で身が引き締まっているから、うまいよ」と味に太鼓判を押した。色や大きさで仕分けされたホッキ貝は水産市場に並び、午前9時半からの入札で1キロ当たり489~765円の価格が付いた。
漁協などによると、13日までの漁獲量(7日間操業)は累計20・78トンに。今シーズンの漁獲枠は412トンに設定している。
ホッキ漁は5、6月の禁漁を除き、7月から11月を夏期、12月から翌年4月までを冬期として漁を行う。冬ホッキの昨シーズン(2016年12月~17年4月)漁獲量は323トン、漁獲高は前年より約1248万円増の約1億5819万円だった。
関連記事
目指すは豊橋らしいワイン 市内初の醸造所で地鎮祭
豊橋市石巻西川町で果樹生産を手掛ける「チロルの農園」で20日、市内初のワイン醸造所の地鎮祭があった。農園では市内を対象に今月国が認可した「ワイン特区」=ことば=に先駆け、小規模ワイナリーの開設準備...
400歳野球大会開会式 能代山本42チーム参戦 28日プレーボール
第83回400歳野球大会(北羽新報社主催)の開会式は21日、能代市柳町のプラザ都で行われた。参加42チームの監督、主将らが出席し、28日に開幕する大会での健闘を誓い合った。組み合わせ抽選も行われ、初...
村政継続か刷新かで審判 多良間村長選、きょう投開票 伊良皆氏、古謝氏打ち..
【多良間】任期満了に伴う多良間村長選挙は21日、両陣営が5日間の選挙運動を締めくくる「打ち上げ式」を行った。立候補しているのは届け出順に現職の伊良皆光夫氏(70)=無所属=、新人の古謝政一氏(66)=...
「地域が誇る縄文世界」発信 長野県茅野市でシンポ
長野県や山梨県の八ケ岳山麓で栄えた縄文文化を紹介するシンポジウム「えっ!縄文ってこんなにすごいのか!2」が21日、長野県茅野市の茅野市民館で開かれた。考古学の専門家による基調講演やトークセッシ...