大しめ縄を張り替え 那智の滝が迎春準備

那智の滝の大しめ縄を張り替える神職(27日、和歌山県那智勝浦町那智山で)
和歌山県那智勝浦町那智山の世界遺産・熊野那智大社(男成洋三宮司)は27日、迎春準備として、直瀑としては日本一の落差(133メートル)を誇る那智の滝で、滝口に張られた大しめ縄を張り替えた。
那智の滝は熊野那智大社の別宮・飛瀧神社のご神体。滝口には長さ約26メートルの大しめ縄が張られており、正月と例大祭「那智の扇祭り」(7月14日)の前の年2回、新しくしている。
この日は那智大社で神事を営んだ後、白装束の神職ら5人が新しいしめ縄を担いで山道を歩き、滝口まで移動。命綱を着けて水の落ち際に立ち、緊張した面持ちでしめ縄を張り替えた。
男成宮司(67)は「しめ縄を張り替えると、あらためて新年を迎える気持ちになる。今年はコロナ禍で大変厳しい一年になったが、来年は新しいしめ縄ではらい清められ、一日も早くコロナ禍が終息して普段の生活に戻ることを願っている」と話していた。
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