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中韓便受け入れ可能に 新千歳 検疫態勢整う 仁川線 2社が臨時便の運航計画

国土交通省は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国内4空港に到着を制限してきた中国、韓国からの旅客便について、今週から新千歳空港でも受け入れ可能にした。検疫態勢が整ったためで早速、韓国のアシアナ航空が来年2月に新千歳―仁川線で臨時便の運航を決定。大韓航空も1月下旬に同路線での臨時便運航を検討しており、実現すれば約10カ月ぶりの国際旅客便の再開となる。

 政府は3月、水際対策強化へ中国、韓国からの到着便を受け入れる国内空港を成田と関西に限定。新千歳空港でも同月上旬から中韓便の発着を休止している。その後、検疫態勢が確立された空港から順次、制限を緩和。11月1日に中部、同17日には福岡での受け入れを追加で認めた。

 小樽検疫所千歳空港検疫所支所は21日までに、国際線ターミナルビル2階の入国審査場に抗原検査で検体の唾液を採取するブースを確保。飛沫(ひまつ)感染防止のパーテーションも設けた。唾液が出にくい人からは鼻腔内の粘液を採取するため、飛沫感染防止用のビニールシートで覆った場所も確保した。

 検査結果は1~3時間ほどで判明。その間、被検者は、検疫レーンから100メートル以上離れた国際線乗り継ぎカウンター近くのコンコースで待機する。陽性者が出た場合は同支所健康相談室に移動後、指定された病院や宿泊施設に搬送する。すべての入国者について発熱の有無や体調の異変などを確認するため、質問票への記入も求める。

 現時点で韓国の大手2社が臨時便の運航を計画しているが、同国からの観光客の入国は認められておらずビジネス客や留学生、外国人技能実習生が中心となる見通し。新千歳国際線の利用は観光客がメインで成田、関西、中部、福岡の4空港に比べ、ビジネス客は少なく、全体の約1割にすぎない。

 定期便の再開に向けた動きは鈍く、航空関係者の間には「新千歳の国際線利用が、コロナ前の水準まで戻るには、5年はかかる」との見方もある。

 2019年の同空港の国際線の旅客は韓国線が118万8172人、中国線は64万9541人と、合わせて全体の約48%を占めた。

 新千歳の国際旅客便は新型コロナの影響で、今年3月25日にハワイアン航空がホノルル便を運航したのを最後に全休している。

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