梅の里の正月飾り 「門梅」

梅の剪定枝を使って「門梅」作りをするワークショップ参加者(和歌山県みなべ町西本庄で)
和歌山県みなべ町西本庄の須賀神社で20日、女性デザイナーユニット「kumanono..(クマノノ)」の井出宏美さん(みなべ町筋)ら2人が、梅の剪定(せんてい)枝を利用した「門梅」作りのワークショップを開いた。参加者は制作を楽しみ、華やかな出来栄えに喜んだ。
井出さんらが梅の剪定枝を使ったオブジェを作ったのをきっかけに、「門松」の代わりになる「門梅」ができるのではないかと考案した。
正月、同神社や町内のホテルに飾っていたが、今年は初めてワークショップを企画。新型コロナウイルスのこともあり、広く募集はせず、地域の人に声を掛けて、大人子ども合わせて9人が参加した。

ワークショップで作った「門梅」
まっすぐの徒長枝をわら縄で束ねて、稲穂や松、水引、南天で飾り付けた。仕上がりの長さは75センチ。参加者の中には早速持ち帰って水に挿して床の間に飾り、写真を送って報告してくれた人もいたという。
井出さんは「作って楽しかった、来年もしたいという声を聞いた。皆さんに喜んでいただきよかった。地域資源の魅力を再発見してもらい、梅の里の正月飾りは『門梅』と広がればうれしい」と話した。
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