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長野日報社

絹糸も工程も「オール岡谷」 着物作り進む

ヤナギで染めた絹糸を織る準備をする小山町子代表(左)と、山田敦子店主=岡谷絹工房

諏訪産の蚕糸で純国産着物を作る「諏訪の絹」プロジェクトの一環で、繭の生産から製糸、織りまでの工程を岡谷市内で担う着物作りが行われている。「オール岡谷産」のシルクで作られる初めての着物。織り上がった反物は、来年2月に諏訪市の呉服店「染と織やまだ」で展示販売される。

同店が展開し、9年目を迎えたプロジェクト。今回初めて、岡谷市川岸上の三沢区民農園が育てた秋蚕の繭を使用する。岡谷蚕糸博物館併設の宮坂製糸所で製糸し、同市中央町の岡谷絹工房で染色して2反分の反物に織り上げる。

オール岡谷産シルクの着物作りは、7日に絹工房を訪れた同店の山田敦子店主(56)が偶然、三沢区民農園の繭から取った絹糸を目にしたのがきっかけ。その光沢と「きしきし」とした絹独特の手触りに感動したといい、すぐに企画が進んだ。

宮坂製糸所では岡谷ゆかりの諏訪式繰糸機で糸繰り。絹工房では、岡谷市内のヤナギとソヨゴを使って草木染めを行い、2種類に染色。ヤナギで染めた紫色を帯びたグレーと、ソヨゴのピンク系のグレーのそれぞれの色の反物を1反ずつ手織りする。

21日は山田店主らが絹工房を訪れ、ヤナギで染められた絹糸を確認し、手織りの準備作業を見守った。

山田店主は「地元だけで着物ができるのは他にないすごいこと。絹糸の手触りの感動があるので、仕上がりがすごく楽しみ」と期待。岡谷絹工房の小山町子代表(73)は「純国産でもすごいのに、ましてや岡谷産の着物。やりがいがある」と話した。  今回プロジェクトに協力している岡谷市ブランド推進室は「岡谷産のシルクを認めてもらい着物として形になることは、岡谷シルクの今後の可能性につながる」としている。

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