第九「歓喜の歌」でHAPPY END2020

一年を締めくくる歌声を披露した市民合唱団とソリスト(記念会館で)
第九「歓喜の歌」でHAPPY END2020が20日、宇部市記念会館で開かれた。例年150人規模の市民合唱団を結成するが、今年は密を避けるために募集を見送り、経験者31人に縮小。わずか3回の練習で本番に臨んだ。団員たちは「宇部を元気に」との願いを込め、マウスガードを着けたまま精いっぱい歌声を響かせた。第九「歓喜の歌」宇部実行委員会(松本尚也委員長)、市主催。
2007年の初演以来、年末の風物詩として定着している。14回目の今年は新型コロナで開催が危ぶまれたが、「今年も第九を歌ってほしい」との声に後押しされて実施。市民オーケストラによる演奏や来場者の「宇部市民の歌」、第九のメーンフレーズ合唱は中止した。
指揮は福田隆さん(熊本学園大特命教授)が初めて務めた。1部ではソリストの小野朋子さん(メゾソプラノ)、新造太郎さん(バリトン)、松岡真絵さん(ソプラノ)、藤田卓也さん(テノール)の4人が、それぞれ曲紹介を踏まえてオペラの名曲を披露。小野さんはビゼーの歌劇「カルメン」より「ハバネラ」の一部を日本語で歌った。2部は三隅香織さんのピアノ伴奏で、団員とソリストが声高らかに「歓喜の歌」を合唱。有料で映像の配信もあった。
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