季節ハタハタ接岸で漁港に活気

季節ハタハタのまとまった水揚げがあり、活気づく漁港(八峰町の八森漁港で)
県漁協北部支所管内の季節(沿岸)ハタハタ漁は16日、八峰町の八森、岩館両漁港と能代市の能代港の3漁港で3・1㌧が水揚げされ、競りに掛けられた。不振が続いていたが、今季一番のまとまった量が揚がり、漁業関係者は季節ハタハタ漁の本格化に安堵の表情を見せた。同支所は「ようやく本隊が来たと言えるのではないか」と話している。
産卵のために接岸する季節ハタハタは卵塊(ブリコ)や白子が熟成し、本県の冬を代表する味覚だ。
同支所管内の季節ハタハタ漁は先月25日に解禁。今月11日に八森で3㌔の初漁を皮切りに、12日に八森1・2㌔、14日に能代で18㌔とわずかながら水揚げが続き、15日はしけのため八森、岩館では操業が限られたが、能代で786㌔の水揚げがあった。
16日は八森、岩館両漁港と能代港で3・1㌧が水揚げされた。内訳は八森1・5㌧、岩館0・5㌧、能代1・1㌧。2、3歳魚が中心だった。漁港周辺では朝から出荷のための選別作業が盛んに行われ、活気づいた。
八森漁港で午後4時から行われた競りでは、雌が1㌔1600円、雄は1㌔1千円の値が付いた。
岩館漁港で刺し網漁を営む漁師の男性は「ようやく初漁だ。しけに乗ってやってきたハタハタは正直だ」と笑顔を見せ、「漁獲枠までとは言わないが、これから毎日まとまった量の水揚げが続いてほしい」と願った。
同支所は「ようやくまとまった量が揚がり、ほっとしている。17日はさらなる水揚げが期待できるのではないか」としている。
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