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80年前の主力米 お味は? 三川町 押切小「イ号」特別給食

 大正時代末期から昭和初期にかけて16年間、米の県奨励品種だった「イ号」を使った特別給食が15日、三川町の押切小(小野寺茂義校長)で出された。米飯給食で児童たちは「つや姫」「はえぬき」と現在のトップブランド米を日頃食べているが、学校に併設された給食室で約9キロ炊かれたものが各教室に用意された。

 温かいご飯という点ではいつもと変わらないだけに約80年前の県主力米に「おいしい」「うまい」と反応する子どもも多かったが、1年生の佐藤陽咲(ひなた)さん(7)は「おいしいけど、かみ応えもありました」と答えた。

 実際「イ号」は“冷めてもおいしい”の評判があるつや姫と比べるとモチモチ感は少なく、明らかに小粒。ややパサパサした食感だったのは事実で「麦ご飯のような感じがした」と漏らす児童もいた。

 これらをひっくるめて「それでいいんです」としたのが町観光協会事務局次長・今野徹さん(51)。「先人が研究し、その積み重ねが今のつや姫などにつながっていることを実際食べて、学んでくれればいいんです」と企画した町側の意図を語っていた。

 「イ号」は1907(明治40)年、現町内の旧東郷村猪子の佐藤彌太右衛門が作り上げたもの。3年前に50グラムの種もみから復活させ、現在39アールで育てられている。収穫後の多くは日本酒の特別純米酒の原料として供給されている。

 庄内は国内の給食の発祥地として知られ、町は昔の給食を復活、体験させる試みを続けており、クジラベーコンなどもこれまで出してきた。来年以降も特別給食を続けていく予定だ。

大きな口を開けて「イ号」給食を味わった児童たち

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