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紀伊民報社

ライブ配信で魅力発信 ガイドの会が熊野アピール

13日のライブ配信に向け、リハーサルをする口熊野かみとんだガイドの会の裏地好晴会長ら(左)=和歌山県上富田町生馬で

 和歌山県上富田町の町民有志でつくる「口熊野かみとんだガイドの会」は、インターネットのライブ配信を使って熊野の魅力を発信する。第1回の舞台は町内の「救馬渓観音」で、13日午前10時から40分間、配信する。「豊かな自然や歴史に満ちた熊野をアピールしたい」と意気込む。
 新型コロナ禍で、世界遺産の熊野古道を歩いたり、南紀熊野ジオパークの見どころを巡ったりするツアーやイベントが激減し、ガイドの活動もほぼなくなっている。このため熊野の魅力を伝えることで、再開後の集客につながればと企画した。動画投稿サイト「ユーチューブ」を活用する。
 第1回の救馬渓観音はジオパークの見どころの一つで、形成時期が大きく違う二つの地層があり、上下に重なった不整合が観察できる。浄瑠璃や歌舞伎の演目になった「小栗判官・照手姫」物語の伝承が残る歴史の地でもある。
 ライブ配信は、ガイドの会会員でもある救馬渓観音住職の森本眞弘さんと南紀熊野ジオパークガイドの石丸美穂子さんが司会を務め、ガイドの会会長の裏地好晴さんと会員2人が見どころを紹介する。熊野高校のKumanoサポーターズリーダー部の女子部員4人も加わる。「周辺の大地の成り立ち」など地質の説明から始まり、歴史や文化、動植物、食をテーマに情報発信する。
 10日には救馬渓観音でリハーサルをした。当日のライブ配信は「くちくまのツーリズム」で検索すればよい。
 配信担当の佐多圭一郎さんは「出演者がトークを繰り広げる内容で、とても面白い。年配の人と若い人が一緒になって地域を盛り上げていければと思う」と話している。
 第2回以降は、3カ月に1回程度のペースで続ける計画。まずは町内だが熊野全域に広げ、世界遺産や南紀熊野ジオパークの見どころなどを紹介する。自宅に居ながら旅の気分を味わってもらえるようオンラインツアーにも取り組みたいという。
 裏地会長は「新型コロナ禍で家にこもりがちな今だからこそ、ネットで熊野をアピールしたい。案内技術をより高めるためにも続けることは大事。工夫もしていきたい」と話している。
 問い合わせは、かみとんだガイドの会(0739・34・3115)へ。

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