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長野日報社

心つなぐXマス支援 ネットワークKizuna

東北3県の園児たちに贈るクリスマスプレゼントの袋詰め作業。子どもたちも真剣な表情で手を動かした

 上伊那地方を拠点に、東日本大震災の被災地支援を続ける「ネットワークKizuna~きずな~信州」(高橋泉代表)は10日、住民有志や子どもたちと一緒に、岩手、宮城、福島3県の園児に贈るクリスマスプレゼントの袋詰め作業を宮田村のうめっこらんどで行った。有志が手作りした髪ゴムやミサンガ、子どもたちが言葉を添えたカードなどをラッピングし、保育園など約30カ所・3000人に届ける準備をした。

 福島県出身の高橋代表=伊那市上牧=が2011年冬から継続するプロジェクト。今年で一区切りにすると決めたこともあり、辰野町の「おひさま食堂」が女の子用の髪ゴムを、南箕輪村などの母親でつくる「ママハピforest」が、男の子用のミサンガづくりを申し出るなど輪がまた一つ広がり、手作りの品が中心の贈り物となった。

 この日は園児から大人まで40人以上が集まり、岡谷市のパン店が焼いたアレルギー対応のクッキーや、シール・色鉛筆も紙袋の中へ。カードには「えがおでがんばってください」「クリスマス、たのしいことあるよ」などと、子どもたちの直筆メッセージが書かれていた。

 「プレゼントを受け取って楽しく、うれしく毎日を過ごしてほしい」と作業を手伝った宮田小の児童たち。ママハピforestの田中博美代表=南箕輪村=は「皆のこと忘れていないよ、ずっと思っているという気持ちを一緒に届けたい」と語った。

 3000袋のうち2800袋は即日発送。200袋は高橋代表らが17~20日に東北地方を訪れ、サンタクロースに扮して直接手渡す。

 「復興状況を期待しながら毎年訪れているが、間もなく7年になるいまでも、まだまだ(復興には)遠い状況」と高橋代表。「こうしたプロジェクトは今年で一つの区切りとするが、たくさんの応援をいただき、東北にも信州にも新しいつながりができた。このつながりを切らすことなく取り組んでいきたい」と話していた。

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