里親制度をもっと身近に 遊び体験と相談会

里親制度を紹介した映像が流れる会場で、松ぼっくりのクリスマスツリーを作る子どもたち(和歌山県田辺市新庄町で)
里親制度を多くの人に知ってもらおうと、輪投げや工作の体験と組み合わせた相談会が5日、和歌山県田辺市新庄町のビッグ・ユーであった。親子連れらがウオークラリー形式で各コーナーを回りながら、里親への理解を深めた。
里親はさまざまな事情で家族と暮らせない子どもを、家庭で養育する社会的制度。イベントは県内の里親支援機関などでつくる「里親ソーシャルワーカー連絡会Amo」が企画した。
県内の里親登録家庭は138世帯(4月現在)。連絡会は2029年度までに270世帯に増やすことを目標にしている。しかし、身近に制度を知る機会がなく、「里親は大変」というイメージが先行しているという。
そこで、イベントは松ぼっくりを使ったクリスマスツリー作りや輪投げ、塗り絵など子どもたちが楽しめるコーナーを設け、気軽に参加できるよう工夫。制度を紹介した映像の上映会や里親支援者による相談会を併設した。
里親として4人の子どもを育てた市内の女性(65)は「実の子も2人育て上げたが、血のつながりはなくても、親子の気持ちは同じだった。大変と思っている人が多いが、楽しいこともたくさんある」と来場者の相談に乗っていた。
里親支援センター「なでしこ」(岩出市)の平須賀さんは「若い世代にも興味を持ってもらえるようになってきた。県内で年に4回ある里親研修につないでいきたい」と話した。
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