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長野日報社

新装備で安全強化 県消防防災ヘリ新機体公開

新機体「アルプス」を背に、竹内県危機管理部長から訓示を受ける隊員たち

2017年3月に墜落した機体に代わる県消防防災ヘリコプターの新機体の内部が7日、報道機関に初公開された。事故の教訓を生かして新たな装備を導入し、安全性を強化したとともに機体の性能も向上しているという。

ベル社(米国)製の中型ヘリ「ベル412EPI」で、青森や愛知県の防災ヘリと同じ型。墜落した機体の後継で大きさは同じ。新たに導入した装備のうち、大きな変更は操縦席前の液晶ディスプレー。以前はアナログ計器が並んだが、ルートや燃料状況など重要な飛行情報を一目で把握しやすくなった。ほかにもカメラで撮影した映像を県庁などに送信するシステム、地面との接近を知らせる装置や別の機体との衝突を防ぐ装置、フライトレコーダーやボイスレコーダーも付けた。

今月2日に新機体が納入された県営松本空港(松本市)では、県危機管理部の竹内善彦部長が県消防防災航空隊員に向かって「安全がすべてにおいて最優先。今は一歩一歩基礎を固めてほしい」と訓示。同隊の水﨑厚史隊長は「新しい機体、装備、安全装置すべて素晴らしいが、運用するのは人。ミスをなくすために助け合い、一つ一つのフライトを大事にしたい」と話した。

墜落事故の後、リース機で運航を再開したが、定期検査に出した19年7月以降、運休が続く。新機体の飛行訓練は8日から始めて、来年度の早い時期の運航再開を目指すが、訓練の進み度合いを見て安全第一に判断する。消火や救助訓練のほか、多くの山を抱える県内の地形に慣れるため操縦訓練などを積む。

隊員18人のうち、諏訪広域消防本部から派遣された消防隊員の伊藤祐喜さん(35)=茅野市玉川=は、任期3年の1年目で「航空隊は救助の最後のとりで。救助や安全に対する考え方など目の前のことに一つずつ取り組み、諏訪に戻っても貢献できたら」と話した。

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